会社での電話業務に欠かせないビジネスフォンですが、買い替え時期をご存知でしょうか?
日々の業務で多少調子が悪い時があっても「まだ使えてるから大丈夫!」と後回しにしていませんか?
ビジネスシーンである日突然電話が使えなくなる…なんて恐ろしい事態は、避けたいものです。
理想としては、リースの満了時期や耐用年数を迎えるタイミングで買い替えるのがベストですが、5~6年などの短い期間で買い替えるとなると、高いコストがかかってきます。
できるだけ導入コストを抑え、かつ適切なタイミングで買い替えたい、と考える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビジネスフォン買い替え時期の目安や、交換する際のポイントについて解説していきます。
ビジネスフォンの法定耐用年数は6年
「法定耐用年数」とは、税法で定められた減価償却資産のことで、その製品の「資産価値のある期間」を指します。
ビジネスフォンの法定耐用年数は6年と定められていますが、6年以上使っても罪に問われるわけではありませんし、実際多くの会社で6年以上経っても使い続けることもあります。
※参考元:国税庁|主な減価償却資産の耐用年数表
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/pdf/2100_01.pdf
中古のビジネスフォンの場合は、以下の計算方法で算出します。
細かく言うと、新品の電話機とPBX(主装置)の法定耐用年数は6年間、電話ケーブルは10年間と定められています。
ただし、法定耐用年数イコール寿命というわけではありません。
設備環境や使用状況にもよるので一概にはいえませんが、電話機本体は10年程度、PBX(主装置)は平均して10~15年ほど利用できるといわれています。
10年を超えてビジネスフォンを使い続ける企業もありますが、ある日突然電話機が使えなくなった!という困った事態にならないよう、法定耐用年数を買い替えの目安にするのが理想的でしょう。
適切なビジネスフォン買い替えのタイミングとは?
適切なビジネスフォンの買い替え時期の目安は、以下の通りです。
◇製造中止・打ち切りから7年が経過
◇修理後まもなく他の部位が故障した
◇リース契約が満期を迎える
◇移転などに伴うOA機器の入れ替え時
一つずつ具体的に解説していきます。
◇製造中止・打ち切りから7年が経過
製造中止・打ち切りから7年が経過したビジネスフォンは、買い替えの検討時期と言えます。
メーカー毎に違いはありますが、ビジネスフォンの補修部品の保有期間は、一般的に製造中止または製造打ち切りから7年と定められています。
つまり、製造中止・打ち切りから7年が経過したビジネスフォンは、修理用の部品が手に入りずらくなるのです。
いずれ修理不可となってしまうリスクを避けるため、製造中止・打ち切りから7年が経過したビジネスフォンは買い替えを検討する必要があります。
◇修理後まもなく他の部位が故障や不具合が出た
ビジネスフォンを修理したばかりなのに、その後すぐに他の不具合や故障が見つかった…という場合も、買い替え検討の時期です。
機器周辺部位が老朽化し、ビジネスフォンの寿命が来たといえるでしょう。
再度修理してそのまま使い続けることも可能ですが、修理費用がかさむため、おすすめできません。
ビジネスフォンの故障には「着信音が鳴らない」、「ディスプレイが表示されない」、「通話中に雑音が入る」などの症状が出て、業務に支障が出る場合もあるため、不具合が続く場合は注意が必要でしょう。
◇リース契約が満期を迎える
リース契約が満期を迎えたときも、ビジネスフォンの買い替え、もしくは新しい機種のリースを検討する時期です。
ビジネスフォンのリース期間は法定耐用年数の6年が目安にされており、3~7年の間で設定されています。
リース満了後は主に4つの選択肢があります。
1.同じ機種を再リース
2.新しいビジネスフォンをリース
3.現在のビジネスフォンを買い取り
4.新規購入
リースは途中解約することができません。このため、リース契約の満了時期は、ビジネスフォンなどの事務機器の見直しをする絶好の機会といえます。
ビジネスフォンのリースについては、以下の記事で詳しく解説していますので、もっと知りたい方はご参照ください。
◇移転や改装などもOA機器の入れ替えのタイミング
事業の拡大により1フロアが2フロアになったり、オフィスの移転や改装を行うなど、働く環境が変わりパソコンなどのOA機器の入れ替えを行う時なども、ビジネスフォンの買い替えに良い時期です。
たとえば、移転が決まったタイミングでビジネスフォンのサポート終了までもう少し、というタイミングだったとします。
「電話システムはこのままでいいや」と古いビジネスフォンをそのまま持っていき設置することも可能ですが、そのあと数か月で故障してしまうと、移転時に行った設置・配線作業費に加え、新しいビジネスフォンへの入れ替えに設置・配線作業費がかかるため、短期間で二重の費用が発生してしまいます。
冒頭で述べたように、耐用年数が過ぎても電話を使用することもできますが、その期間が過ぎると故障のリスクは高くなります。
移転やレイアウト変更の際は、その費用にビジネスフォンの買い替え費用も含め、一気に新しい環境にする方が得策と言えるでしょう。
変更後の環境に合わせて契約を同時に見直せば、コストの削減につながるケースも多く見られます。
まとめ
買い替えのタイミングやポイントについて紹介させて頂きました。
ビジネスフォンは各メーカーから様々なタイプの機種が販売されており、どの製品やサービスが良いか迷う方も多いと思います。
ビジネスフォンの入れ替えや新規導入を検討されている場合は、オフィス電話本舗までお気軽にお問い合わせください。
ビジネスフォンの選び方や運用法についても、お客様に合わせたアドバイスをさせていただきます!