ビジネスフォンを導入する際、電話機本体の価格はもちろんですが、本体以外にかかる諸費用についても検討しなければなりません。
この記事では、ビジネスフォン導入に付随する諸費用の目安や、導入コストを抑える方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います!
電話機以外にかかる初期費用
ビジネスフォン購入のタイミングで一番多いのが、新規オフィスの開設時や移転時ではないでしょうか。
もしくは事業拡大に伴い、追加で電話機を購入することもあるでしょう。
電話機本体以外に、PBX(主装置)購入費用、工事費用が必要になります。
PBX(主装置)の相場
PBX(主装置)とは、ビジネスフォンの内線・外線をつなぐ役割を持つ機器で、PBX(主装置)の種類によって、オフィスに設置できる電話機の数や、同時に通話できる外線の数が決まってきます。
数台~数百台の電話機と回線の管理を担う、いわゆるビジネスフォン運用には欠かせない頭脳ともいえる精密機械になります。
最も費用がかかるのは、このPBX(主装置)の本体価格と言えるでしょう。
PBX(主装置)の価格の相場は一般的に1台あたり15~30万円程度、機能や接続可能な最大数によって変動します。
たとえば小規模店舗や事務所の場合で20万円~30万円、従業員数30名前後の中小企業で80万円~170万円、受発信回数が極めて多いコールセンターや営業会社になると400万円~700万円程度と非常に高額になります。
工事費の相場
上記で述べたPBX(主装置)に加えて、工事費がかかってきます。
工事費用は電話機1台あたり1万円~2万円と電話機の台数に応じて発生するため、事業規模が多く台数が多いほど費用がかさんでいきます。
その際に床下配線が必要になるため、OAフロアの設置工事費用がかかってきます。
このように新規オフィス開設時にビジネスフォンを導入する場合は、工事費用を含めて数十万円~数百万円が程度必要になります。
導入コストを削減するには?
-中古電話機・PBX(主装置)購入の検討
ビジネスフォンは新品だけではなく、中古のビジネスフォンを導入することも可能です。
中古の場合、新品とどのくらいの価格差があるのでしょうか。
新品の場合、PBX(主装置)の価格は最低でも20万円以上で、必要な回線の規模に応じて価格が上がっていきます。新品の電話機代は1台につき1.5万円~4万円が相場で、工事費は電話機1台あたり1万円~2万円。仮にPBX(主装置)1台+電話3台として、最低価格で20万円+4.5万円+3万円=27.5万円です。
対して中古の場合は、PBX(主装置)の価格が最低で3万円~5万円からと非常に大きな差があります。
電話機は1台につき3,000円~1.5万円ほどで、工事費は新品と変わりありません。
先ほどと同じ条件で最低価格にて計算してみると、3万円+9,000円+3万円=6.9万円。おおよそ4分の1まで下がります。
-リース契約の利用
ビジネスフォンの導入には、購入以外にリース契約という方法もあります。
リース契約は他のオフィスOA機器と同様に、ビジネスフォンを一定期間だけ借り、期限が来たら返すというものです。契約期間は5~7年が主流で、料金は月額割賦で支払います。
月額費用はビジネスフォン設置(主装置・回線・設置工事)にかかる新品価格に、リース利率を掛け合わせることで算出されます。リース利率は契約年数によっても変動し、年数が長くなるほど利率は少なくなります。例えば5年リースで利率2.0%、6年リースで利率1.7%、7年リースで利率1.5%といった具合です。
リース契約を利用することで得られる最大のメリットは、初期費用を大幅に抑えられることです。
たとえば、購入契約の場合に初期費用が50万前後かかるとすると、リース契約にした場合は月額1万円前後、別途工事費なども月割りのリース料に含まれるケースがほとんどなので、初期導入時には数万円程度の支払いで導入できてしまうというのは非常に大きいでしょう。
ただし、5~7年の合計支払い金額は利率の分だけ多くなることや、機器の所有権はあくまでもリース会社にあることを考えると、必ずしもリースがお得であるとは言い切れません。
購入とリースで検討する場合、そういった金額も考慮して比較できるよう、見積もりを出してもらうことをおすすめします。
まとめ
ビジネスフォンの電話機本体以外にかかる費用の目安や、コストを抑える方法について解説しましたがいかがだったでしょうか。少しでもビジネスフォン導入のコスト削減に役立てて頂けたら幸いです。
オフィス電話本舗では、ビジネスフォン導入のご相談も承っております。
電話機購入から工事まで一括で承ることも可能です。
ビジネスフォン導入や入れ替えをご検討されている場合は、ぜひお気軽にオフィス電話本舗までお問い合わせください!