オフィス移転を検討する際に、古い建物の場合でもビジネスフォンの配線工事は可能なのでしょうか?というご質問を頂くことがあります。
比較的新しい建物であれば心配ないことが多いのですが、古い建物の場合は注意が必要なこともあります。
今回は、ビジネスフォンの配線工事が古い建物でも可能か、工事ができないケースについても解説していきたいと思います。
建物の構造によってできるケースとできないケースがある
結論から申し上げますと、配線工事ができるかどうかは建物の構造によって異なります。古い建物でも工事できる場合もありますし、状況によってできない場合もあります。
ビジネスフォンの配線工事は2種類
ビジネスフォンを導入するための配線工事ですが、大きく分けて2種類あります。
回線業者による配線工事と、ビジネスフォン業者による配線工事です。
どんな内容の工事を行うのか、詳しく見ていきましょう。
電話回線業者(光回線業者)による配線工事
通常、建物には電話回線やインターネット回線が引き込めるように、配管とその出口、もしくはコンセントが設置されています。
回線業者による配線工事では、電線や地中にある電話線を、建物内の指定された場所(必要な機器)まで引き込む工事を行います。配線ルートとしては、以下の順番になります。
電線(地中)→ 建物の保安器 → 建物内の電話線 → 部屋の電話コンセント
アナログ回線、ISDN回線の場合はモジュラージャックまで、光回線の場合はONU(光回線の終端装置)までの工事となります。
ビジネスフォン業者による配線工事
電線(地中)から建物内に電話回線を引き入れる配線工事に対して、建物内のモジュラージャックや電話コンセントから主装置やルーター、各電話機などの配線工事を各ビジネスフォン業者が行います。配線ルートは以下の通りです。
建物内(モジュラージャック)の電話コンセント → 主装置やルーター・電話機
2階と3階など、フロアをまたいで内線を使用する場合の工事なども、ビジネスフォン業者が対応します。
配線工事ができないケースとは?
古い建物でビジネスフォンの配線工事ができない理由で多いのが、建物の構造上、建物内に配管するのが物理的に難しいケースです。具体的には、以下のような事例があります。
1.既に配管がいっぱいで新たに増やせない
配管は建物の壁の中に入っていることが多いため、簡単に開けることはできません。
また、壊れたり詰まっている場合も、無理に線を入れても他の配線に支障が出る可能性が高いため、配管工事は困難となります。
2.光回線用の配管がなく、新しく作る必要がある
新しくインターネット回線用の光回線を引くにあたり、新たに配管が必要という場合です。
配管は建物の設備となるため、この場合は建物の管理会社、不動産会社からの許可を取り、物理的に建物が工事可能であれば、工事ができることもあります。
とはいえ、工事費用や工期がかかることから、実際に工事することが困難なケースも少なくありません。
ビジネスフォンの配線工事はプロにお任せください
古い建物でもビジネスフォンの配線工事ができるかどうかは、ケースバイケースです。
電話回線や電話番号を複数利用するビジネスフォンやIP電話の工事については、経験や知識がないとベストの選択は難しいでしょう。
そのため、まずは信頼できる専門業者に相談されることをおすすめします。
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