電話対応業務が増えたり、事業規模拡大などで電話回線を増やしたい!という場合に確認したいのが、まず主装置(PBX)のスペックや電話回線についてです。
ビジネスフォンの増設は大きく2種類に分かれます。
ひとつは電話機本体の追加、もうひとつは電話回線を増設して電話番号を追加することです。
それぞれ、どのような手順を踏んで手続きすれば良いのでしょうか。
今回は、電話回線増設の方法や手順について解説していきます。
電話機の増設
新たに社員が増えたり部署を新設するなどデスクが増えた場合、新しい電話機が必要になります。
現在のビジネスフォンに新しい電話機を増設する際の確認事項や手順について見ていきましょう。
電話機を増やす前の確認事項
まず、現在利用中の主装置(PBX)に電話機が何台接続できるか、確認する必要があります。
たとえば新しく追加したい電話機が10台なのに主装置(PBX)の空きが5台しかないという場合、主装置(PBX)のユニットを追加したり、状況によって主装置(PBX)を交換する必要が出てくることも。
先に電話機を購入してしまうと、現在の主装置(PBX)に対応していないこともあるので、コストを最小限に抑えるためにも、必ず事前に確認しておきましょう。
電話回線の増設
新規部署を作ったりサービス窓口を新設するなど、新たな電話番号が必要になったときは、電話回線を増設する必要があります。この場合、電話回線増設の申請と設定工事が必要です。
電話回線を増やす前の確認事項
電話回線を増やす場合は「電話回線増設工事」と「ビジネスフォン機器の設定工事」の2つが必要となります。
工事の手配をする前に、以下のことを確認しておきましょう。
・回線事業者と回線の種類(NTT東日本のISDN回線など)
・現在の回線の契約本数(回線の種類や使用可能な回線数など)
・会社で使っている電話番号数(電話用に1番号+FAX用に1番号など)
これらの環境によって、電話回線の追加に必要な工事や料金が確認できます。
もしわからなければ業者に頼んで調べてもらうことも可能です。お手元の料金明細や契約書などの資料を用意しておけば、スムーズに確認することができます。
電話回線増設工事
回線増設工事では、NTTなどの通信業者に電話回線の追加申請をして、電話回線をオフィスに引き込む作業を行います。
ビジネスフォン設備工事前に依頼を完了しておく必要があります。
現在契約している回線やチャネルの状況について確認し、今後使いたい契約本数や電話機の増設、主装置(PBX)のグレードについても相談しておくと安心です。
通信事業者はNTTだけではなくソフトバンクやKDDIに加えて、IP電話事業者も多数あります。現在契約中の通信会社によって依頼先が異なりますので確認しておきましょう。
ビジネスフォン(機器)の設定工事
ビジネスフォンの回線を増やすにあたり、設定や設置も専門の工事業者に依頼をしなければなりません。
電話回線工事よりも簡単そうだし自分たちでも出来そう、という方もいるかもしれませんが、思ったより複雑な設定になります。また、設定工事は「工事担任者」といって有資格者しか行うことができないため、ビジネスフォン業者に任せましょう。
依頼にあたっては、まず増設台数を工事業者に依頼して業者が現地調査を行った後、見積書を出してもらうという流れになります。同時に、工事日や作業スケジュールの確認などを行っていきます。
まとめ
ビジネスフォンの回線を増設する方法や手順の流れについて解説しました。
電話回線の増設をする場合は、ビジネスフォン業者に確認するのが一番確実です。
というのも、現在の主装置(PBX)の空き状況や電話回線の工事、ビジネスフォンの設定工事など、専門業者にしかわからないことが数多くあるためです。
オフィス電話本舗でも電話回線の増設についてご対応可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください!