こんにちは、オフィス電話本舗のMです。
ビジネスフォンの導入や入れ替えなどのために色々調べていると、『直収電話』『光直収』という言葉を目にすることがあるかと思います。
今回はそんな直収電話、光直収について詳しく解説します!
直収電話とは
直収電話とは、NTT東日本・NTT西日本以外の通信事業者が提供している電話サービスのことをいいます。
ソフトバンクのおとくラインなどが直収電話に該当します。
直収電話の仕組み
直収電話は、ドライカッパーというNTT東日本・西日本の電話回線のうち使用されていない回線を、他の通信事業者が借りて使用します。
そのため、もともとNTT東日本・西日本の電話回線が引いてあり、直収電話に乗り換える場合、新たに電話回線を設置する工事は必要ありません。
交換局で通信事業者が切り替えの工事を行います。
直収電話を使用する場合、電話機から交換局までの電話回線はNTT東日本・西日本のものですが、電話局間の幹線網や交換機は加入する通信事業者が用意した独自のものであることが多いです。
直収電話のメリット
直収電話のメリットは、主に以下の3つになります。
・月額料金が安くなる
直収電話はNTT東日本・NTT西日本の電話料金に比べて基本料金、通話料金が安く設定されています。
・電話加入権が不要
NTT東日本・NTT西日本の固定電話の回線を新たに引く場合、電話加入権が必要になります。
これは、施設設置負担金という回線設備の建築費用の一部を支払うことで得られる、加入電話の提供を受けられる権利です。
現在施設設置負担金は36,000円(税抜)になっていますが、直収電話の場合この料金を支払う必要はありません。
NTT東日本・NTT西日本でも施設設置負担金の支払いが不要なプランもあります。
しかしそのプランの場合、施設設置負担金分は、月額料金に加算されます。
電話加入権について詳しくは「電話加入権とは?ビジネスフォンにも必ず必要?」の記事をご覧ください。
・NTT東日本・NTT西日本以外のプランやオプションが選べる
直収電話という選択肢が増えることで、NTT東日本・NTT西日本では提供されていない料金プランやオプションを選ぶことができるようになります。
たとえば、ソフトバンクのおとくラインでは「ホワイトライン24(おとくライン)」のサービスに加入すると、ソフトバンクの携帯電話への通話が24時間無料です。
直収電話のデメリット
・NTT東日本・NTT西日本で使用していた機能が使えない場合がある
サービスにもよりますが、コレクトコール(106、108)やお話し中調べ(114)などNTTコミュニケーションズが提供する特殊な電話番号にかけることができない場合があります。
・ADSL回線が使用できなくなる場合がある
NTT東日本・NTT西日本の電話回線を使用してADSL回線を使用していた場合、使用できなくなる場合があります。
事前に確認し、使用できなくなる場合にはインターネットサービスの乗り換えなども手配する必要があります。
光直収とは
光直収とは、ひかり回線を使用する場合に、通信事業者のアダプターを介さずにビジネスフォンの主装置に直接収容することをいいます。
直収電話ではNTT東日本・NTT西日本以外の通信事業者による電話回線サービスのことを言いましたが、光直収は通信事業者にかかわらず、ビジネスフォンの仕組みのことを指します。
光直収の仕組み
光回線は通信事業者によって外部からオフィスのONU(光回線終端装置)まで配線されます。
通常、そのONUから通信事業者の提供するアダプター、ビジネスフォンの主装置、各電話機へと接続されています。
光直収の場合はビジネスフォンの主装置にひかり電話直収ユニットがあり、ONUからビジネスフォンの主装置、各電話機と接続する仕組みになっています。
岩通のLEVANCIOは直収ユニットのあるビジネスフォンです。
【岩通】LEVANCIO(レバンシオ)紹介ページ
ビジネスホン LEVANCIO -レバンシオでできること-|LEVANCIO|岩崎通信機
ひかり回線の普及もどんどん広がり、他にも直収ユニットのあるビジネスフォンは増えています。他のビジネスフォンなど気になる場合にはお気軽にオフィス電話本舗までご相談ください。
光直収のメリット
アダプター費用が掛からない
通信事業者のアダプターを使用する場合には、リース料金や買取料金が必要になります。
光直収にするとアダプターが不要になり、その費用が浮くためコスト削減できます。
光直収のデメリット
ビジネスフォンの機種によっては買い替えが必要
光直収にするためには、直収ユニットが内蔵されている、または追加することのできるビジネスフォンを使用しなければいけません。
現在使用しているビジネスフォンが対応していない場合には買い替えが必要となります。
自社に合った回線や接続方法の選択を
ビジネスフォンには回線、接続方法、プラン、機種と様々な選択肢があります。ぜひどんなものがあるか知り、自社に合ったものを選択してください。
お悩みの場合はお気軽にオフィス電話本舗までお問い合わせください。