こんにちは、オフィス電話本舗新人のMです。
今回はIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発行している広報誌「IPA NEWS」の3月号より、不安をあおって金銭を要求する「偽のセキュリティ警告」についてご紹介します!
偽のセキュリティ警告とは?
偽のセキュリティ警告とは、パソコンのブラウザ上などに「ウイルスに感染しました」と表示して対処する為と偽って電話をかけさせ、そのサポート料金として金銭を要求する手口です。
これだけ聞くと自分は引っかからないと感じるかもしれませんが、大きな音で警告音を鳴らし不安を煽ったり、実在する事業者のロゴを使用し信用させようとしたり、その手口は悪質で、慌ててしまうと気付けない場合があります。
Microsoftのロゴを用いて信用させる手口については消費者庁からも注意喚起がされています。
「Microsoft」のロゴを用いて信用させ、パソコンのセキュリティ対策のサポート料などと称して多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起 | 消費者庁
偽のセキュリティ警告のパターンを覚えて警戒を
ウイルス対策ソフトの導入やOSを最新バージョンに更新しておくなどの対策を行っていても、偽のセキュリティ警告は防ぎきれません。
そのため、対策としてはパターンを覚えてそれが偽のセキュリティ警告であると気付くことが大事です。
偽のセキュリティ警告のよくあるパターンは以下の通りです。
- 警告の画面が次々と重なって開き、画面の「閉じるボタン」が隠されてしまう。
- けたたましい警告音や、「ウイルス感染」などのアナウンスが大音量で流れる。
- 実在するIT事業者やサービスのロゴが表示される。
- サポート窓口の電話番号が表示される。
- 「今すぐ対応しないと個人情報が流出する」「放置するとパソコンが使えなくなる」など、ユーザーを焦らせる表現を使って電話をかけさせようとする。
引用元:IPA NEWS 3月号
偽のセキュリティ警告だと気付いた後は、すぐにウィンドウを閉じる、操作できない時はショートカットキーを使用してWebブラウザを終了したり、電源ボタンの長押しで強制終了をするようにしましょう。
動画で流れを確認をしておくのもおすすめ
IPAや警察から、偽のセキュリティ警告の手口、電話してしまった場合のその後の流れについて紹介・解説した動画が公開されています。
この流れを知っていると、実際に被害にあいそうになった時に途中で気付くことができる可能性が高くなります。
ぜひ一度ご覧ください。
警視庁サイバー犯罪対策課対策係:
サポート詐欺にだまされないで!! (第1弾)
サポート詐欺にだまされないで!! (第2弾)
サポート詐欺にだまされないで!! (最終章)
偽のセキュリティ警告の被害にあってしまった時は?
もしも偽のセキュリティ警告の被害にあってしまった場合には、すぐにIPAや消費生活センター、警察などに相談するようにします。
具体的な相談先の選び方は以下になります。
判断に悩む場合や、遠隔操作ソフトをインストールしてしまった場合:
IPA情報セキュリティ安心相談窓口
金銭被害にあってしまった場合:
消費生活センター、警察(相談ホットラインのご案内)
事前知識で偽のセキュリティ警告に備えよう
偽のセキュリティ警告は、騙されて電話をしたり遠隔操作ソフトのダウンロードをしたりしなければ、大きな被害が出ることはありません。
そのため、偽のセキュリティ警告への一番有効な対策は、偽のセキュリティ警告について良く知り、途中で気付くことができるようにしておくことです。
ぜひこの記事やリンク先を参考にして、偽のセキュリティ警告に騙されないよう備えておきましょう。