こんにちは、オフィス電話本舗Mです。
個人病院やクリニックなど比較的小規模な病院の場合、ビジネスフォンを導入していないところも多いのではないでしょうか?
しかし、人手が限られている個人病院やクリニックだからこそ、ビジネスフォンの活用がおすすめです。
今回はそんな個人病院・クリニックでのビジネスフォンの活用方法を解説します!
個人病院やクリニックの電話のお悩み
個人病院やクリニックでよくある電話のお悩みには、以下のようなものがあります。これらはビジネスフォンで解決、改善することができます。
『電話がつながりません』と患者さんに言われてしまう
予約や相談など電話がかかってくることの多い病院では、朝の受付直後や、話したいことの多い患者さんが重なった場合など、かかってきた電話の一部に出られないことが多々あるかと思います。
患者さんから「何度かけてもつながらなかった」「いつも電話がつながらない」と言われてしまったことがある病院も多いのではないでしょうか?
ビジネスフォンには、このお悩みを解決できる機能が2つあります。
1つ目は、1つの電話番号でも複数の電話機で対応することができる機能です。
家庭用電話機を使用し、かつアナログ回線と呼ばれる電話回線を利用している場合、1つの電話番号で同時に通話ができるのは一ヵ所のみです。
しかし、ビジネスフォンでISDN回線や、ひかり回線といったデータで通信する回線を利用した場合、1つの電話番号でも同時に複数ヵ所と通話することができます。
何ヵ所と同時に通話できるかは、通信事業者との契約プランや、ビジネスフォンの機種によって異なります。
(回線ついて詳しくは『アナログ回線?光回線?ビジネスフォンに収容できる回線(使える回線)とは?』をご覧ください。)
通信事業者によっては、家庭用電話機でも2ヵ所までなら同時通話できるプランもあります。
しかし、家庭用電話機の場合、内線(院内の電話機同士で話すこと)や、保留転送(ある電話機で受けた電話を保留し、別の電話機で再度話し始めること)などの電話機同士の連携はできないため、電話対応がバタついたり、電話機の管理が面倒になったりすることが考えられます。
(内線や保留転送などビジネスフォンの機能について詳しくは『ビジネスフォンと家庭用の電話機の違いについて~ビジネスフォンのメリット~』をご覧ください)
2つ目は、「お待たせメッセージ」の機能です。
お待たせメッセージとは、通話中にかかってきた電話に「ただいま電話が混みあっております。大変申し訳ありませんが、しばらくお待ちいただくか、お時間を空けておかけ直しくださいますようお願いいたします」というようにアナウンスをする機能です。
電話をかけた側にとって、コール音が鳴っててもいつまでも出ない、「ツーツーツー」という音がして切れる、という対応よりアナウンスがあった方が印象が良くなります。
複数同時通話ができるようになっても、その数を超す電話があったり、そもそも電話対応にそこまで人員があてられなかったりという場合にこの機能が大変役に立ちます。
電話機を受付、看護師、医師の間で使いまわすので移動が面倒
病院では受付や看護師、医師など様々な人が働いています。電話の要件によっては、特定の人しか対応できず、最初に電話を受けた人から他の人に代わる場面も多いでしょう。
そんな時、電話の子機だとその都度元の場所に置きに行ったり、誰かが回収しに行ったり、回収し忘れて次に使いたい時に充電が切れていたり…と面倒な手間が生じてしまいます。
ビジネスフォンなら、1つの電話番号でも複数の電話機で対応することができ、電話機から電話機へ通話を転送することもできます。
そのため、受付、看護師、医師のいる場所それぞれに電話機を設置したり、もしくはスマートフォンを内線として使ったり、通話の転送機能をつかったりすることで、人や電話機の移動を最小限にすることができます。
時間外の電話が多い
患者さんには様々な方がいるため、時間外に電話をかけてくる方が多い病院も少なくありません。
ビジネスフォンの機能を使えば、曜日や時間などの設定に合わせて通常モードから自動で留守電モードに切り替わってくれるため、時間外の電話対応に追われることが無くなります。
また、ビジネスフォンなら留守電モードの際のアナウンス内容や、メッセージを録音するかしないかなども設定することができるため、患者さんの印象をよくしつつ、時間外の電話対応の負担を無くすことができます。
さらにビジネスフォンを活用する方法
ドアホンと連携する
ビジネスフォンとドアフォンを連携することで、ビジネスフォンでドアホンの対応をすることができます。
感染症の疑いのある患者さんを受付を通さず別室で待ってもらったり、取引のある業者と営業目的の業者の対応を分けたりという際の負担が減るため、おすすめの活用方法の一つです。
ナースコールと連携する
回復用のベッドや、入院施設がある場合などに便利なのが、ナースコールとの連携機能です。ナースコールを押すと、ビジネスフォンに通知が届いたり、ビジネスフォンでやり取りをしたりすることができます。
トイレ等に設置できる非常呼出ボタンと連携できる機種もあります。
電子カルテと連携する
ビジネスフォンの機種によっては、スマートフォンをビジネスフォンの内線として使用できる機種があります。電子カルテもサービスによってスマートフォンと連携可能なものがあるため、内線として使用しているスマートフォンを電子カルテとも連携させて使用することが可能です。
個人病院・クリニックでおすすめのビジネスフォン
SAXA(サクサ) PLATIA Ⅲ
SAXA(サクサ)から出ているPLATIA Ⅲは個人病院やクリニックにおすすめな以下の機能を備えています。
- ナースコール連携
- スマートフォンを内線として利用可
- ドアホン連携(防犯センサーあり)
また、スマートフォンは専用のMLinerアプリを使用することで病院外でも病院の番号からの発着信ができるため、緊急対応用のスマートフォンを持っていたい方にもおすすめです。MLinerについて詳しくは『サクサ「PLATIAⅡ」のスマホ連携機能「MLiner」が便利!詳しい機能をご紹介!』をご覧ください。
サクサ(SAXA)のその他のビジネスフォンのご紹介はコチラ
画像引用元:PLATIAIII | プロダクト | サクサグループ
NAKAYO(ナカヨ) NYC-Si
NAKAYO(ナカヨ) から出ているNYC-Siも、個人病院やクリニックにおすすめな以下の機能を備えています。
- ナースコール連携
- ワイヤレス呼出ボタン連携
- ドアホン連携
- スマートフォン連携
ワイヤレス呼出ボタン連携では、トイレなどに付けた非常呼出ボタンとの連携ができるため、高齢者の多い病院などにもおすすめの機能です。
ナカヨ(NAKAYO)のその他のビジネスフォンのご紹介はコチラ
よくあるご質問
ペースメーカーについて
(参考元:令和5年度「第5世代移動通信システム(5G)の携帯電話端末からの電波による植込み型医療機器等への影響調査」、平成30年度「電波を特定方向に向ける機能を有する無線LANからの電波と電力を無線によって伝送する無線電力伝送装置からの電波の植込み型心臓ペースメーカ等への影響の調査」、平成29年度「携帯電話端末から発射する電波の植込み型心臓ペースメーカ等に与える影響の調査(800MHz帯、900MHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯のW-CDMA方式)」)
メンテナンス、保守について
ビジネスフォンで電話対応のお悩みを改善、解決
電話対応のお悩みは、ついつい改善、解決を後回しにしがちです。しかし、電話対応は直接患者さんや取引先などに関係する部分であり、評判や印象、信頼などにつながります。そのため、電話対応のお悩みを改善、解決することは長期的に見て非常にプラスになります。
電話対応のお悩みを改善、解決したいという方はぜひオフィス電話本舗までお気軽にご相談ください。