オフィスの新設や増設、移転の際のビジネスフォンの設置には、必ず工事が必要になります。
何かと煩雑なことが多い電話の導入や増設工事は、業務に差し支えが出ないよう、スムーズに進めたいものです。
信頼できる業者に依頼するのはもちろん、できれば費用も抑えたい、というご担当者様もいらっしゃるでしょう。
この記事では、ビジネスフォン工事の種類や費用相場、業者選びのコツについて解説します。
ビジネスフォンの導入・増設や移転を予定されている方は、ぜひ最後までお読みください。
ビジネスフォンの電話工事は3種
-主装置（PBX）設置工事
ビジネスフォンの導入には、複数のビジネスフォンを繋ぐ中心となる主装置（PBX）の設置工事をする必要があります。
主装置（PBX）を設置してビジネスフォン（電話機）と繋げることで、複数の端末で同じ番号での発着信ができるようになります。
接続する電話機の台数にもよりますが、主装置（PBX）から各ビジネスフォンに配線するため、電源と配置するためのスペースを確保する必要があります。
電源がスムーズに確保できるよう、事前にスペースを確保しておくと良いでしょう。
-電話回線工事
電話回線工事は、主装置（PBX）と設置する各ビジネスフォンを結ぶための工事です。
壁の中に這わせる形で配線を取り付けますが、ビジネスフォンの故障原因として、最も多いのが断線です。
配線の一部はオフィスの床やカーペットに沿って行うため、断線の原因になるような引っかかりや凹凸がないか、確認しながら作業を進めます。
スムーズに工事が進められるよう、あらかじめ工事業者と社内のレイアウトや、主装置（PBX）と電話機の設置場所などについて、綿密に打ち合わせをしましょう。
また、同時に電話回線の手配も行う必要があります。
インターネット回線か電話回線、回線や電話番号の数によって、電話回線を選びます。
主な電話回線は、アナログ回線、ISDN回線、IP電話回線、ひかり回線の4つです。
社内で必要な利用用途によって、回線を選ぶと良いでしょう。
-電話機設定工事
設置するビジネスフォン一台ごとに、必要な接続設定を行うための工事です。
配線工事を完了したビジネスフォン（電話機）を、一台ずつ接続設定をし、動作確認を行います。
設定工事には必ず立会い、工事業者と一緒に内線・外線の接続、通話をしてみて音声に問題がないか、1台ずつ確認するようにしましょう。
ビジネスフォン設置工事の費用相場
ビジネスフォンの設置工事費用は、業者によって多種多様です。
一般的に電話機1台あたりの換算で1万円～2万円前後が相場となり、数十台、数百台と台数が多くなれば、ディスカウントされるケースもあるようです。
工事費の目安は、以下の通りです。
上記費用の他に、機器購入費用がかかります。
ビジネスフォンの購入は、新品で1万5千〜5万円/台、中古だと4千〜1万2千円/台程度、主装置（PBX）は10万円～/台です。
ビジネスフォンの台数が多いほど工数が増え、料金も高くなります。
多くの会社では、台数が増えると単価を下げるサービスを行なっているため、何社かビジネスフォン工事業者に相見積もりを取って、比較検討すると良いでしょう。
また、ビジネスフォンの利用中に、故障や不具合が出ることもあるでしょう。
サポート内容やアフターフォローについても、事前に工事業者へ確認しておくと、いざという時に慌てることなく対処することができます。
優良な工事業者を選んで、ビジネスフォン設置工事をスムーズに
ビジネスフォンの設置工事は、信頼できる工事業者に依頼することが重要です。
優良な工事業者には、いくつかの特徴があります。トラブルを避けるためにも、以下のポイントをチェックして、信頼できる工事業者を選びましょう。
・国家資格「電気通信設備工事担任者」を有しているか・・・ビジネスフォンの工事には、この資格が必須
・見積が適正か・・・「工事一式」のみで内訳が記載されていない場合は要注意
・円滑な応対をしてくれるか・・・担当者の応対が円滑であることは、スムーズな工事を進めるために重要です
・アフターフォローやメンテナンスの有無・・・きちんとしたフォロー体制がないと、工事後の不具合発生時に業務に支障が出る可能性も
まとめ
ビジネスフォン工事の種類や費用相場、業者選びのポイントについてお分かりいただけたでしょうか。
オフィス電話本舗は、ビジネスフォンの販売から工事まで、ビジネス向けの様々な電話サービスのお取り扱いをしております。
お得なプランもご用意しておりますので、ビジネスフォン導入をご検討されておりましたら、ぜひお気軽にご相談ください！
