ビジネスフォン購入の際、新品と中古品のどちらが良いのか悩む方も意外に多いのではないでしょうか。
安いから中古品にしたい!という方もいらっしゃると思いますが、ビジネスフォンの購入には、新品・中古品それぞれのメリットやデメリット、予算とのバランスを見極める必要があります。
この記事では、ビジネスフォンを新品・中古品で購入するメリットとデメリット、購入のコツについて解説していきます。
新品ビジネスフォンのメリット
見た目がキレイでデザイン性に優れているのはもちろん、最新機能の搭載や拡張性にも優れ、社員増加などに伴う拡張対応が容易にできます。
新品ビジネスフォンは故障しづらく、ほとんどの場合1年のメーカー保証が適用されます。
法定耐用年数も6年あるため、導入から6年間は故障や不具合に対応してもらえます。(※無償・有償は各販売店の保証内容によります)
また、バックアップ方式はフラッシュメモリを採用しているため、停電などでデータを失う可能性は限りなく低いと言えるでしょう。
新品ビジネスフォンのデメリット
新品ビジネスフォン購入のデメリットとしては、購入費用が高いことでしょう。導入費用の目安は、中古ビジネスフォンのおよそ4~5倍ほどになります。
中古ビジネスフォンと比べた場合、それ以外のデメリットは特にありません。
中古ビジネスフォンのメリット
中古ビジネスフォンは、やはり低価格で購入できるのが魅力でしょう。
新品ビジネスフォンと比較すると、4~5分の1程度で導入が可能です。
中古品なので傷や汚れがあるのが普通ですが、使用頻度などにより、比較的キレイな中古品を見つけることも可能です。
中古といっても発売から2~3年の機種であれば、最新型のビジネスフォンと比べても性能の面で見劣りすることはありません。
中古ビジネスフォンのデメリット
年式や機種にもよりますが、機能の搭載が新品と比べると少なかったり、拡張性が低く、ユニットの入手が困難なことがあります。
また、新品と比較すると故障率は高く、年式によってはメーカー保証が受けられないケースや、最悪の場合は修理に対応する部品が入手できないこともあります。
設定データのバックアップ方式は電池式の機種もあり、停電等でデータが失われるリスクも高くなります。
ビジネスフォン購入のコツ
新品ビジネスフォンと中古ビジネスフォン、どちらがいいかは、会社の方針や業務内容、予算条件によっても変わります。
まずは、以下について明確にしましょう。
1.電話機は何台必要か
2.業務内容に必要な機能の確認
3.主装置(PBX)や工事費を含めたトータルコストを把握
1.電話機は何台必要か
まずはオフィスに電話機が何台必要か把握しましょう。
ビジネスフォンの台数は、一般的に「デスクの数」+「会議室数」が目安と言われていますが、オフィスのレイアウトや構成などによっても変わってきます。
台数の把握には、レイアウト図に〇印を付けてみると良いでしょう。
たとえば、電話機が必要な各デスクに〇をつけ、会議室や来客スペースなどにも電話機が必要な場合は、必要な場所に〇をつけていきます。
余分なデスクや将来社員が増える予定があれば、チェックしておきます。
機種や主装置(PBX)によって電話機の最大接続数が決まっているため、将来増設の可能性がある場合は、導入の段階で最大台数を決めておくのがベストです。
2.業務内容に必要な機能の確認
2つ目のポイントは、自社のビジネスフォンにどんな機能が必要か確認することです。
たとえば、レイアウト変更が多いオフィスや、動きながら通話したい場合は「コードレス電話機」、外出する社員やリモートワークが多いという職場なら「スマホ内線機能」が最適でしょう。
コールセンターや対応部署が多い企業であれば、代表電話を自動着信させ担当者に自動で振り分ける「IVR機能」が重宝します。
最新機能を使いたいという場合は新品のビジネスフォンがベストですが、基本機能が使えれば問題なく、中古品で十分というケースもあるので、自社に必要な機能を見極めることが重要になってきます。
3.主装置(PBX)や工事費を含めたトータルコストを把握
3つ目のポイントは、ビジネスフォンの導入にかかるトータルコストを把握することです。
ビジネスフォンの導入には、電話機本体の費用や主装置(PBX)費用、ユニット費用、工事費用などのさまざまな費用が必要になります。
導入台数や必要な機能によって費用が変わるため、事前に把握しておくことが大切です。
ビジネスフォン導入には、次のような費用がかかります。
・ビジネスフォンの本体費用
・主装置(PBX)の費用
・ユニット費用
・工事費用
ビジネスフォンの導入台数によって、主装置(PBX)のサイズや工事費も変動します。
主装置(PBX)の価格は規模によって20万円〜と100万円以上かかる場合もあり、新品と中古品でも導入費用は大きく変わってきます。
自社に最適なビジネスフォンを選ぶには、自社に必要な電話機の台数と機能を見極めた上で、電話機をはじめ、機器購入や工事費用など、導入にかかるトータルコストを把握することが重要です。
トータルコストを把握した上で、新品・中古ビジネスフォンの購入かリース、あるいはレンタルのどれが自社にとって最適か検討しましょう。
まとめ
新品の中古の違いやメリット・デメリットについて、お分かりいただけたでしょうか。
新品・中古のどちらがお得かということも大切ですが、長期間のビジネスフォン運用には、故障や不具合というリスクもあります。
安心してビジネスフォンを運用して行けるよう、価格だけでなく、アフターフォローをきちんとしてくれる信頼できる販売店を選ぶことも重要です。
オフィス電話本舗でも、新品・中古ビジネスフォンの豊富なお取り扱いをしており、ビジネスフォンの選び方はもちろん、導入の流れからプランの提案までしっかりとサポートしております。
自社にはどんなビジネスフォンが最適か、大体どのくらいの費用になるのか気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!