オフィスで使用する事務機器の不具合が起きた時のために、保守契約を結んでいる企業も多いと思いますが、特に複合機(コピー機)では、大抵の会社で保守契約を結んでいるのではないでしょうか。
ビジネスフォンの場合、ビジネスフォンの販売業者によっても保守契約の取り扱いはさまざまです。
また、保守契約にはいくつか形態があり、種類によって受けられるサポートも異なるため、よく確認して契約を結ぶ必要があります。
この記事では、保守契約の種類や内容について、また、メンテナンスとの違いについて解説していきます。
ビジネスフォンの保守契約は3種類
ビジネスフォンの保守契約は、大きく分けて以下の3種類になります。
・定期保守契約
・スポット保守契約
・災害時サポート
それぞれの内容について、詳しく見て行きましょう。
定期保守契約
定期保守契約とは、毎月一定の料金を支払うことで、無料で修理を行えるサービスです。
契約内容は販売店ごとによって異なり、サービス内容も「故障時に修理を無料で行う」「定期的なメンテナンスを含む」など、いくつかの種類を用意していることもあります。
スポット保守契約
スポット保守契約とは、ビジネスフォンが故障した場合にその都度修理対応をしてもらえるサービスです。
定額保守契約とは違って、故障時の修理費用はその都度精算の必要がありますが、その分毎月の保守料金は安くなります。
販売店によっては定期的な点検をしてもらえるケースもあります。
作業内容によっては別途料金が発生することもあるので、契約前にしっかり内容を確認しておきましょう。
災害時サポート
災害時サポートとは、地震・火災・落雷などの自然災害によりビジネスフォンが故障した際に、機器の保証をしてもらえるサービスです。
保守契約の内容は、販売店によって異なりますが「定額保守契約」や「スポット保守契約」では、自然災害で発生した故障はカバーしていないケースも少なくありません。
定額保守契約やスポット保守契約より保守料金は高めの傾向にありますが、自然災害が原因で多いのが「落雷」による故障です。落雷による災害で怖いのは、過電流が電話回線を伝わり電気系統がダメになってしまうことです。
電気系統に損傷を受けると主装置(PBX)が故障したり、ビジネスフォン本体が故障して使いものにならないケースもあるため、災害時サポートには加入しておくのがおすすめです。
保守とメンテナンスの違いとは?
ビジネスフォンの保守契約について解説しましたが、保守契約とメンテナンスは何が違うのでしょうか。
簡単に言うと、両者の違いは作業のタイミングにあります。保守は故障が起きてから修理を行うのに対して、メンテナンスは不具合が起きる前に作業をするということになります。
保守の役割は「機器の修理」
ビジネスフォンにおける保守は、不具合が発生した時に修理などの作業対応を行なうことです。
修理して機器を正常な状態を保つのが主な役割になります。
修理してもらえる内容は、冒頭で述べたように、保守契約の種類や契約内容、保守契約を結ぶ販売店によって異なります。
中には保守契約に定期メンテナンスが含まれているケースもありますが、その辺も販売店次第です。
契約後に「対応してもらえなかった」などということがないように、保守契約を結ぶ前にしっかりと契約内容を確認することが大切です。
メンテナンスの役割は「機器の点検による機能保持」
メンテナンスの役割は、不具合が発生する前に定期的に点検を行ない、機器を正常な状態に保つことです。
主な点検箇所には以下のようなものがありますが、メンテナンスの内容も保守契約と同様に、販売店との契約内容によって異なります。
・ビジネスフォンの動作チェック
・ビジネスフォンの配線に断線や異常がないかの確認
・ビジネスフォンや主装置(PBX)の清掃
・データのバックアップ作業 など
もし定期メンテナンスで修理が必要な個所が見つかった場合は別途修理費用がかかることもあるので、契約内容をしっかり確認した上で契約しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。ビジネスフォンの保守とメンテナンスの違いや重要性について、お分かり頂けたと思います。
ビジネスフォンにおける保守やメンテナンスは、販売店によって提供されるサポート内容が大きく異なります。
契約内容に自社で利用したいサービスがあるか、必要なサポート内容をよく確認した上で、保守契約を結ぶか決めると良いでしょう。
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