
ビジネスフォン導入のタイミングは、主にオフィスの新設や増設、移転に伴うことが多いと思います。
ビジネスフォンは家庭用の電話とは違って電話機本体以外に高額な主装置(PBX)の設置工事が必要になるため、導入費用が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ビジネスフォンの導入方法や費用相場、導入方法毎のコスト削減のコツについて解説します。
ビジネスフォンの導入や移転を予定されている方は、ぜひ最後までお読みください。
ビジネスフォンの導入方法別の費用相場はどれくらい?
ビジネスフォンの導入方法は、主に以下の4つになります。
・新品購入
・中古購入
・リース
・レンタル
それぞれの導入初期費用の内訳を見ていきましょう。
新品を購入した場合の初期費用
新品のビジネスフォンを購入する場合、価格相場はオフィスの規模や台数、電話機の種類によっても大きく変わってきます。
電話機本体の相場は1~5万円程度ですが、主装置(PBX)は20万円~、その他に設置工事費がかかります。
接続台数が多くなるほど電話機本体の他に主装置(PBX)の価格も上がり、小規模なオフィスでもトータルの導入費用は数十万円~になります。
新品ビジネスフォンは最新機能が使えるのはもちろん、充実したセキュリティ機能が搭載されていたり、メーカー保証が付いているなどのメリットもありますが、まとまった初期費用が必要になるため、予算に無理のない範囲で検討しましょう。
◆新品購入のコスト削減のコツ
新品購入の場合、最新機能を備えたスタイリッシュなビジネスフォンを選べますが、その分購入費用もかさみます。
最新機種のディスカウント交渉はしにくいものですが、ビジネスフォンの販売店では、キャンペーンなどお得なプランを用意している場合があります。
ホームページなどで内容を確認の上、何社か相見積もりを取り、比較検討してから選ぶと良いでしょう。
また、主装置(PBX)の設置不要なクラウドPBXやIP電話を導入するのも、コスト削減に有効な手段です。
それぞれメリットとデメリットがありますので、詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
中古を購入した場合の初期費用
中古ビジネスフォンの購入は、新品購入と比較するとかなり低コストに抑えられます。
電話機本体は1台あたり約5,000円〜1万2,000円、工事費は約8〜12万円ほどが一般的な相場となり、最も高額な主装置(PBX)も3~7万円と、新品の約1/5~1/4ほどの価格で購入できます。
中古品といっても、数年落ちの製品でも、新品と比較して見劣りすることはそれほどありません。
外線・内線切り換えや保留・転送などの基本機能はもちろん、機種によっては新品並の最新機能を備えていることもあります。
そもそもビジネスフォンは比較的劣化しにくく、予算が限られている、初期費用を削減したいという場合、検討する価値は大いにあると言えるでしょう。
ただし、基本的にメーカー保証が受けられないことや、修理に費用がかかったり、修理が難しいケースもあるため、中古でビジネスフォンを購入する際は、販売店の保証内容をしっかり確認することが大切です。
◆中古購入のコスト削減のコツ
中古ビジネスフォンは、その機能やコンディションにより破格で販売しているものもありますが、値段だけで選ばずに、自社に必要な機能が使えるか、適切なクリーニングがされているか、事前に確認が必要です。
メーカー保証や販売店の保障内容については、各販売店によって異なります。いざ故障した時に慌てないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
リース
リースの場合、契約期間中は毎月一定のリース料金を支払うことで新品ビジネスフォンを利用することができるため、まとまった初期費用を払う必要がありません。
新品購入の場合は導入に数十万円~の費用がかかりますが、リースだと月額3,000円から12,000円程度の支払いで済みます。
メーカー保証なども受けることができ、リース会社が独自の保険をかけているケースもあります。
月額料金は、電話機、主装置(PBX)、回線数、設置費などにリース料率(一般的なリース料率は1.5%から2%)を乗じて計算されます。
機種代や設置費用が高額だと月額料金も増える傾向にありますが、まとまった初期費用をかけずに最新機能を利用できるのは魅力です。
ただし、リースにはデメリットもあります。
リース料金の支払総額はほとんどの場合、機器購入より高くなります。
また、リース契約は基本的に中途解約ができず、万が一解約する場合は残金や違約金を支払う必要があります。
機器がそのまま使える状態で再リース契約ができる場合は、リース料が安くなることもあるため、契約条件などをあらかじめリース会社に確認しておくと良いでしょう。
◆リースのコスト削減のコツ
ビジネスフォンの導入予算が少ないといった場合、まとまった初期費用がかからず、毎月定額の負担で最新機種のビジネスフォンが使えるリースは魅力的ですが、基本中途解約ができず、どうしても解約する場合は、違約金が発生してしまいます。
余分な費用がかからないよう、ビジネスの中長期計画を考慮に入れた上で契約しましょう。
リース契約終了時の電話機の状態によっては、再リース契約ができることもあります。再契約の場合は、トータルでみると購入よりお得になることも少なくありません。
再契約ができるかどうかはリース会社の契約条件にもよりますので、事前にしっかり確認しておくと安心です。
まとめ
ビジネスフォン導入方法はどんなものがあるか、その費用相場、導入方法毎のコスト削減のコツについてお分かりいただけたでしょうか。
ビジネスの円滑なコミュニケーションに欠かせないビジネスフォンは、家庭用電話機とは異なり、外線・内線通話のほか保留転送や電話帳など高機能を備えているため、コストも高くなりがちです。
しかし、導入方法や運用方法によっては、大幅なコスト削減も可能です。
オフィス電話本舗でも、最新機種から中古品まで、様々なビジネスフォンのお取り扱いをしております。
ビジネスフォンの導入や入れ替えなどでお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
豊富な知識と経験豊かなスタッフが、誠心誠意対応させていただきます!