こんにちは、オフィス電話本舗新人のMです。
今回はビジネスフォンの停電対策についてご紹介いたします。
ビジネスフォンの停電対策について調べると、UPSについても出てくることが多くあるため、UPSは必須なのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はビジネスフォンの停電対策についてと、UPSとはなんなのか、どういう役目を持つのかもご説明します!
ビジネスフォンの電源が強制的に切れるとどうなってしまう?
ビジネスフォンは精密機器です。
そのため、パソコンを強制終了するとエラーが発生することがあるように、ビジネスフォンも強制的に電源が切れると、故障の原因になったり、データや設定が消えてしまうことがあります。
もしビルのメンテナンスなど事前に停電がわかっている場合などは、機種に応じた正しい手順で終了、復旧をするようにしましょう。
また、念のためバックアップをとっておくことも強くお勧めします。
このバックアップですが、サーバー等に定期的にバックアップを取ってくれる機種やサービスもあれば、専門の業者に頼んだ方が良い場合もあります。
電話帳程度であれば自社でのバックアップも可能ですが、設定データのバックアップを取る際には専門の業者にたのんだ方が良いでしょう。
わからない場合には保守サービスに相談してみるのがおすすめです。
停電になるとビジネスフォンは強制的に電源が切れてしまう?
普段電気につないで使用しているビジネスフォンですが、では停電になると強制的に電源が切れ、設定の初期化などエラーが起こってしまうのでしょうか?
実は、最近の機種では基本的に主装置に内部バッテリーを組み込んでおり、停電になったとしても強制的に切れてしまう事はほとんどありません。
ただし、内部バッテリーでもつ時間は大体5分前後と短いため、長い停電時にはそのままにしておくことはできません。
バッテリーが動くうちに正しい操作で電源を切り、電気が復旧したら正しい動作で戻せば問題なくまた使用できます。
停電中でも使用できるビジネスフォンもある!
通常、停電時は動作しないビジネスフォンですが、アナログ回線やISDN回線の場合、「停電用電話機」であれば使用することが可能です。
これは、微量に流れている電話回線からの電気を使用して電話機が作動する仕組みになっています。
ただし、IP電話やひかり電話の場合は電話回線を使用してないため、この電話回線の電気を利用することができません。
UPSがあれば、停電時でもビジネスフォンが使用可能!
UPSとは、無停電電源装置と呼ばれる、電気を供給する装置です。
停電時に自動的に切り替わり、接続された電子機器に電気を供給してくれます。
これにより、IP電話、光回線のビジネスフォンの使用や、サーバ、複合機など接続している電子機器の利用が可能になります。
また、UPSのスペックによっては長時間の使用も可能となるため、停電時でも必ず電話業務が行えるようにしておきたいという場合には、よりスペックのよいUPSを用意しておくと、その分長い時間稼働させることができます。
UPSは、必須ではないけれどあると便利!
結論を言えば、最近のビジネスフォンは内部バッテリーを備えているものがほとんどであるため、UPSは必須ではありません。
しかし、停電時も電話がつながるようにしておきたい、特にIP電話や光回線の場合にはUPSを用意しておくと良いでしょう。
もちろん、UPSは他の電子機器にも使えるため、あれば便利ではあります。
また、BCP(事業継続対策)として備えておくというのもよいでしょう。
BCPについてはこちらの記事で詳しくご説明しているので、興味があればご覧ください。
「サーバで働き方改革!「サクサGF1000Ⅱ」」(BCP対策としてのバックアップのお話をさせていただいております)
中小企業庁によるBCP対策についての詳しい説明は以下のページになります。
1.1 BCP(事業継続計画)とは|中小企業庁