ビジネスフォンを利用していくうえで、必要不可欠なものがあります。
それは主装置というもので、ビジネスフォンには欠かせない機器でもあり、その中心を担います。
オフィスでビジネスフォンを使用するときは、主装置がどのような役割を持っているのかを詳しく知っておきましょう。
まずはビジネスフォンの特長を知る
ビジネスフォンはPBX(構内交換機)の一種で、オフィスの内線と外線をつなぐ役割を担います。
ビジネスフォンは小規模なところで使用されることが多く、他のPBXとは違って着信選択制御機能を持っておりません。
1本の電話回線または何本かの公衆回線との接続、内線交換の2つがビジネスフォンでできます。
多くの会社で使われるPBXは、このビジネスフォンなのです。
ビジネスフォンをつなぐ主装置
複数のビジネスフォンを使って社内の通信環境を整備するとき、その中心になるのが主装置です。
主装置はビジネスフォンを使用するのに必要なもので、1つの電話回線を複数のビジネスフォンで使用するときに使われます。
電話回線を一度主装置に接続してから、ビジネスフォンにつないで複数の回線として社内で使用できるようにしていきます。
社内でビジネスフォンを導入する際には、主装置を中心に接続することで複数のビジネスフォンから外部に通話しやすくなります。
主装置はビジネスフォンを纏めるための交換機だと想像すれば良いでしょう。
ビジネスフォンと主装置のつなぎ方
ビジネスフォンと主装置のつなぎ方には2種類あり、スター配線接続とパス配線接続があります。
スター配線接続は、その名の通り星状につなぐ配線方式のことです。
主装置からビジネスフォンまでの間を、1つに対して1配線を接続するものです。
1台ずつ1配線必要になり、もしビジネスフォン1台がトラブルを起こしてつながりにくくなっても、他のビジネスフォンには影響しません。
パス配線接続は、1つの配線で途中分岐しながら接続する方法です。
1本の接続で大体8台くらいまで接続することができ、配線が少なくて済みます。
しかし、1台がトラブルを起こすと接続されているすべてのビジネスフォンにも影響します。
まとめ
ビジネスフォンは会社の内線と外線をつなぐ役割があり、複数のビジネスフォンをつなぐために主装置があります。
主装置とのつなぎ方にはスター配線接続とパス配線接続があり、トラブルがあったときの全体への影響に大きな違いがあります。