ビジネスフォンは事業拡大に合わせた対応や、レイアウトの変更に基づく対応を場合によって行わなければなりません。
事業拡大や社員の増加に伴うものであれば増設、オフィスの移転やレイアウトの変更に伴うものであるなら移設をすることになります。
実際にこれらのことをしていくには、どうすればスムーズに進むのでしょうか。
増設や移設を考えるとき
オフィスに社員が増え、その社員達が回線を使えるようにしたいと考えるなら、増設する必要があります。
ビジネスフォンには中心の処理を担う主装置があるので、主装置に接続可能な電話機を必要台数分用意すれば良いでしょう。
電話機を増設するときは、新設と同じく工事が必要になることを知っておきましょう。
オフィス内のデスクのレイアウトを変更する場合は、電話機を移設する必要があります。
レイアウトを変えることは、回線の仕組みも変えることになるので、その対応もしていかなければなりません。
移設なら配線のつなぎ直しをするため、専門業者に工事を依頼することになります。
ビジネスフォンを増設する方法
まずは、主装置に増設する電話機が対応できるように設定する必要があります。
基本では8台まで接続できるユニットが内蔵されていますが、もう1枚ユニットを搭載することができるので、最大16台まではつなげるようになります。
ユニットの増設により電話機の追加に対応はできますが、その次に重要なのは配線です。
配線接続は、ほとんどのメーカーがスター配線接続によるもので、1台がトラブルを受けても他には影響しません。
ビジネスフォンを移設する方法
移設するとなれば、オフィス内の配線を変更しなければなりません。
最近作られたオフィスであれば、床に配線が敷かれているOAフロアと呼ばれる仕組みとなっています。
床下のパイプに電話線を通し、交差する部分からケーブルを取り出して電話機につなげます。
デスクを移動するときは床下の配線は変更になりませんが、電話機のつなぎ方が変わります。
レイアウトが変更になったときは、どこからケーブルを出すべきかも変わることになります。
必要に合わせてつなぐデスク分のケーブルを出し、オフィス全体で使える仕組みにもう一度作っていく必要があります。
まとめ
増設するなら主装置のユニットを追加し、電話機が追加接続できるようにしていかなければなりません。
移設するならレイアウトの変更に合わせ、ケーブルのつなぎ直しをしていく必要があるのです。