社内外の電話対応を円滑に進めるために、ビジネスフォンは欠かせない存在の1つです。
事業拡大や新規事業に伴うオフィス開設にあたり、新たにビジネスフォンの導入を検討されている場合、「初期費用をなるべく安く抑えたい」「費用が安いリース契約を検討しているが、内容をきちんと確認してから進めたい」と考える経営者や担当者の方もいらっしゃると思います。
この記事では、ビジネスフォンのリース契約についてのメリット・デメリットや、契約前に押さえたいポイントについて解説して行きます。
ビジネスフォンをリースするメリット3つ
コストを出来るだけ抑えたい、と考える事業者は多いと思いますが、リースで導入すれば初期費用を抑えられることをはじめ、多くのメリットが得られます。
もちろん購入で得られるメリットもありますが、ビジネスフォン購入に強いこだわりがなければ、リースを検討するのも良いでしょう。
では、リース契約によってどんなメリットが得られるのでしょうか?
具体的な内容について見ていきましょう。
-初期費用を安く抑えられる
ビジネスフォンをリースする最大のメリットは、初期費用を安く抑えられる点でしょう。
通常ビジネスフォンの購入には、本体に加えて主装置(PBX)や工事費用など、高額の初期費用がかかります。
リース契約は、リース会社がビジネスフォン一式を購入し、利用者は月々リース料金を支払うという仕組みです。そのため、利用する会社の導入費用を大幅に軽減することが可能なのです。
たとえば、500,000円のビジネスホンを5年のリース期間で契約した場合の支払総額は、以下のようになります。
500,000円÷12カ月×5年=8,400円
リース料金を月々支払う形になるため、総額と比較して導入のしやすさがお分かり頂けると思います。
一時的に多額の負担が必要ないため、無理なく導入できる選択肢だと言えます。
-最新型のビジネスフォンを使用できる
「リースを選択した場合、ビジネスフォン購入に比べて使用できる機種が限られてしまうのではないか」と心配される方もいるのではないでしょうか。
実は、ビジネスフォンのリースでは、「リース会社がメーカーから新品の製品を購入して利用者に貸し出す」というリース契約の仕組みにより、メーカーや機種を自由に選択できます。
それでけでなく、ビジネスフォンメーカーの製品のほとんどがリースに対応しているため、最新モデルを選ぶことが可能です。
最新機能がついた新品のビジネスフォンを使用できることも、リースの大きなメリットの一つと言えるでしょう。
-リース料金を経費として計上できる
ビジネスフォンのリース料金は全額経費として計上できるため、税法上の損金(経費)として会計処理することができます。
その分節税になるため、税金を抑えたい方にとってもリースは有効な手段になります。
ビジネスフォンをリースするデメリット
初期費用を抑えられる、最新機種を使える、経費として処理できるなど、リースには魅力的なメリットが多数あります。
一方で、デメリットが存在することも押さえておかなければなりません。
ビジネスフォンをリースするデメリットについても見ていきましょう。
-クーリングオフができない
ビジネスフォンをリースをするデメリットの一つは、クーリングオフができないという点です。
クーリングオフ適用の場合は8日以内、もしくは20日以内の解約が認められていますが、リース契約はファイナンス契約になるため、クーリングオフ適用外です。
このため、導入後に利用者の都合で解約することができません。
もしリース期間中に会社が倒産や廃業、移転のためリース契約を解約することになった場合には、残りのリース料を全額負担、もしくは違約金を支払うことになります。
-支払総額が割高な場合も
リース契約は月々の支払いはリーズナブルですが、リース代・保険代・手数料などがかかるため総額は高く、支払うトータル金額は購入に比べて割高になることもあります。
ビジネスフォンの手数料、いわゆる料率は契約期間によって変わります。
目安として、5年リースで約2%、6年リースで約1.7%、7年リースで約1.5%が相場です。
また、リース料に維持費が含まれているかどうかもチェックが必要です。
維持費が含まれていない場合、月々のリース料の他に「工事費」をはじめ「修理やメンテナンス費用」などを別途支払わなくてはなりません。
リースを導入する際には目先の金額だけでなく、長期的な視点を持つことも重要でしょう。
まとめ
ビジネスフォンのリースには、導入の初期費用を大幅に抑えられる、最新機種を使える、費用を経費として計上できるなど、メリットも大きいですが、長期間の支払総額で見た場合に割高になったり、中途解約ができないなどのデメリットも押さえておかなければなりません。
会社の現状だけでなく、長期的な運用も見据え、メリットとデメリットをしっかり押さえた上で、ビジネスフォンをリースするか、やはり購入するのかを決めると良いでしょう。
オフィス電話本舗では、ビジネスフォンのリースについてもご相談可能です。
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