ビジネスフォンを導入する際、選択の基準として無視する事が出来ない項目が「コスト」です。
機器の購入や回線工事費などの導入時のコストはもちろん、通信費・オプション機能使用料などの毎月発生するコストについても忘れずに考慮することが肝心です。
しかし、ビジネスフォンを導入する事で削減できるコストも存在します。
今回は、ビジネスフォンの「コスト」に注目してみたいと思います!
ビジネスフォンのコスト~初期費用と通信費~
ビジネスフォンの初期費用は決して安い金額ではありません。
会社の規模が大きくなり、電話機の設置台数が増えれば増えるほど、機器本体代や設置代金、工事費の料金は高くなります。
さらに、新機種で高性能の電話機を選べば、1台当たりの単価が高くなってしまいます。
つまり初期費用に関しては、選んだ機種や、申込んだ会社によってその金額は大きく異なりますので、一概にコストがいくらかかるという表現は不可能です。
その為、まずは複数の通信会社に見積りを依頼し、料金やサービス内容を比較検討した上で選択する事が賢明と言えます。
通信費に関しても、月額の料金は申込みのプランによって大きく異なります。
そして、サービス機能や追加オプションは無料ではありません。
オプションをつけると、契約台数毎の合計が通話料に加算される仕組みとなりますので、契約時に確認が必要です。
自社の業務フローを見直した上で、本当に必要なオプションだけを厳選して選ぶと良いでしょう。
ビジネスフォンの設置に関しては、総務など内勤部署が担当する企業も多いですが、企業全体の仕事内容を把握している部署や、もしくは各部署から代表者が集まり、意見を聞いた上で決定する方法がおすすめです。
ビジネスフォンのコスト~削減できる費用~
ビジネスフォン導入により削減できるコストも多くあります。
例えば、現在ネットと電話を異なる通信会社で契約をしている場合、契約を一つにまとめる事で、通信費の割引などが摘要され、大幅なコスト削減が可能となります。
ビジネスフォンの内線機能は、社内の通話が無料となりますし、複数の事業所に関してもグループ登録を行う事で、通話無料となるのです。
また、ビジネスフォンのオプション機能である「会議通話」を利用する事で、離れた場所にいながら複数人が同時に会議を行う事が可能になります。
これにより、会議へ向かうための交通費や、移動時間のコストを削減する事ができるのです。
また、外線での入電対応をビジネスフォンの音声での対応にすることで、入電時に内容を振り分け、効率良く担当者へ転送することができますので、人件費の削減にも繋がります。
この様に、導入にかかる費用を十分に上回る程の削減がビジネスフォンには可能なのです。
長い目で見た利益
ビジネスフォンには、コストがかかる一面とコストが削減できるという一面があります。
自社にとって最適な製品・機能・システムを見極め導入する事で、業務効率の向上や各種コスト削減などのメリットが最大限享受することができるのです。