スマートフォンの個人所有率が60%を超える昨今、ビジネスシーンにおけるBYOD(Bring Your Own Device):私的デバイス活用も広がりを見せています。
現状のビジネスフォンの充実した各種機能も、スマートフォンへ対応可能となってきており、利便性・生産性の更なる向上が期待されているのです。
ビジネスフォンとスマートフォンの関係
ビジネスフォン導入時の初期費用において、大きな割合を占めるのが電話機器本体の購入費用です。
多機能を備えた最新製品であれば、1台で15万円以上する機種も珍しくありません。
会社の規模にもよりますが、10台導入すれば150万円、100台導入すれば1500万円もの経費がかかってしまいます。
いくらビジネスフォンが通信コストの削減、作業効率のアップを実現できたとしても、導入費用が高額であれば躊躇してしまうことは当然です。
そこでおすすめしたいのがビジネスフォンとしてのスマホの活用です。
例えば、ビジネスフォンの主装置のみを設置し、各社員へは社内wi-fiを使用し、電話を転送することが出来るのです。
この場合には、各端末にビジネスフォン専用のアプリをインストールする必要がありますが、大した手間ではありません。
使い慣れたスマホをビジネスフォンとして利用する事は、運用面においてもかなりのメリットと言えるのではないでしょうか。
また、このほかにも様々なメリットが考えられます。
オフィス電話にスマホを活用するメリット
最大のメリットは通話料の軽減です。
スマホでの通話でも、ビジネスフォン回線を経由しますので、通常の電話に比べお得な料金で使用する事ができます。
また、電話業務が大幅に効率化できるという点も大きなメリットです。
スマホであれば、場所に囚われる事がなく、外出時でも電話対応が可能です。
“戻り次第折り返し”という作業がなくなる分、社内スタッフの手間が省け、担当者の作業効率も大幅にアップするでしょう。
また、オプション機能として、スマホで受けた外線通話を担当者のスマホへ転送するという事出来ます。
また、社内環境整備の面でもメリットがあります。
電話・FAX回線、インターネット回線などで、デスク廻りが配線だらけという企業は多いですが、スマホであればもちろんコードレスですので、短時間で簡単に設置が出来るのです。
これらのメリットに対し、終業後の電話対応を懸念される方もいらっしゃいますが、一定の時刻以降を留守番電話設定する事で、プライベートな時間を邪魔される事はありません。
スマホのビジネスフォン化で“働き方”が変わる
スマホにビジネスフォン機能を搭載し、業務内容をネット上でクラウド化した場合、出勤をしなくても自宅で同じように働く事が出来るようになります。
外回りを主とする営業社員なども、外出中に電話対応を行う事が可能です。
また、妊娠出産により現場から離れた女性社員の在宅での職場復帰が可能となるなど、企業にとってもメリットの大きいものです。
場所に囚われない働き方を実現できるビジネスでのスマホ活用は今後更に拡大が予想されています。
スマホ活用で未来の働き方を実現しよう
自宅にいながら、スマホをビジネスフォンとして活用し、クラウド上での一元的な業務管理を行う時代がすぐそこまで来ています。
これからビジネスフォンを導入しようとお考えの場合、このような未来の働き方を包括できる製品、サービスを検討する事も面白いかもしれません。