オフィスに必要な多くの機能と利便性を兼ね備えているのが「ビジネスフォン」で、家庭用電話機とは違い、以下のような使い方ができます。
・1つの電話回線を複数の電話機で同時に通話できる
・オフィス内の電話機同士は、内線通話が無料でできる
・外線電話の保留、他の電話機への転送が可能
・複数の電話機を同時に鳴らすことができる(同時着信機能)
ビジネスフォンと家庭用電話機の大きな違いは、「内線」と「外線」を使い分けられることです。
従って、家庭用のように電話回線にコードを繋ぐだけで使用できるではなく、特別な装置や工事が必要になるため、導入コストがかかります。
ビジネスフォン導入を検討している方にとって、コストの面はやはり気になるところですよね。
この記事では、ビジネスフォン導入費用を抑える方法や注意点などについて解説していきます!
導入方法によって変わるビジネスフォンの初期費用
ビジネスフォン導入にあたり最も気になるのは、価格ではないでしょうか?
ビジネス用に多くの機能を備えたビジネスフォンは、家庭用電話機と比較すると費用も高額になります。
ビジネスフォンも、複合機などオフィスに欠かせない他の機器と同様に、新品と中古の製品があります。
導入の仕方は主に「新品の購入」「中古の購入」「新品をリース契約」の3種類となり、その導入費用も変わってきます。
費用の相場感や特徴、注意点などについてもそれぞれ見て行きましょう。
新品ビジネスフォンを購入した場合
まず、ビジネスフォンを「新品の状態で購入」するとどれ位の費用になるのでしょうか。
ビジネスフォンメーカーは定期的(およそ3~5年毎)にモデルチェンジを行い、新しい機能を追加しています。
最近ではスマホとの連携機能や防犯機能を搭載した機種も出ているので、便利な新機能を使いたい方には最新モデルがおすすめです。
新品ビジネスフォンの場合、購入価格はセット価格(主装置+専用電話機)、電話機3台セットで260,000円~が相場になります。
必要な台数はオフィスの規模によっても違いますが、10台セットで580,000円~、26台セットで1,156,000円~と高額にってきます。
新品ビジネスフォン購入のメリット
-最新モデルから希望に応じてモデルが選べる
-最新の便利機能が使える
-将来売却や譲渡ができる(機器の状態による)
新品ビジネスフォン購入のデメリット
-高額な初期費用が必要になる
新品のビジネスフォンを購入した場合、希望のモデルを選べたり、最新機能が利用できる、将来的なことも含めさまざまメリットがありますが、初期費用はかなり高額になるので、その点は注意が必要です。
中古ビジネスフォンを購入した場合
とにかく安くビジネスフォンを導入したいという方には、「中古ビジネスフォン購入」がおすすめです。
中古ビジネスフォンなんて、ちゃんと使えるの?と心配される方も多いかも知れませんが、中古といってもクリーニングや動作チェックなどのメンテナンスがしっかり施されており、状態や機能は新品同様、問題なく使えますのでご安心ください。
価格は機種や年式、機器の状態によっても変わりますが、一般的には新品ビジネスフォンの1/5程度で購入できます。
たとえば、3台セットで32,800円~、8台セットで64,600円~、15台セットで149,000円~となります。
新品ビジネスフォンの3台セットで260,000円~と比較すると、かなりお安くなることがお分かり頂けると思います。
中古ビジネスフォン購入のメリット
-新品ビジネスフォンの1/5程度の低価格での購入が可能
-状態によっては将来売却や譲渡が可能
中古ビジネスフォン購入のデメリット
-故障した時など保証やアフターサービスがついていないケースがある
-機種によっては使えない機能がある
中古ビジネスフォン購入の最大のメリットはやはり、価格の安さです。
ただし、販売店や機種によっては保証がつかないケースもあるので、保証の有無や期間について事前にしっかりチェックしましょう。
新品ビジネスフォンをリース契約した場合
新品ビジネスフォンを購入する場合、どうしても避けられないのはまとまった初期費用です。
一般的に新品導入の初期費用を抑えるために「リース契約」が多くの企業に利用されています。
ご存知の方も多いかも知れませんが、リース契約は、毎月一定
つまり、リース会社がお客様に代わってビジネスフォンを購入し、それを貸し出すという形式のリース契約です。
契約期間は一般的に3~7年となり、毎月決まったリース料金をリース会社に支払います。
リース料金はビジネスフォンの機種代金にリース料率をかけて算出されるため、金額は機種次第になります。
また、リース料金は契約期間によっても異なります。
【リース契約のリース利率目安】
・5年リース:2%
・6年リース:1.7%
・7年リース:1.5%
あくまでも目安ですが、たとえば3台で328,000円(新品購入の場合)のビジネスフォンのリース料金は、5年リースで 6,560円(2%)、6年リースで5,576円(1.7%)、7年リースで4,920(1.5%)といった具合です。
※リース会社によっても料金は異なるため、契約の際に確認が必要
リース料金は、新品購入時の機種代金とリース期間によって大きく変わるため、セット価格の安いモデルを選ぶと、月々のリース料金を低く抑えることができます。
リース契約のメリット
-高額な初期費用がかからない
-リース料金を経費として損金処理できる(税金対策になる)
リース契約のデメリット
-購入したときよりも支払総額が高くなる
-ファイナンスリースは原則途中解約ができない
-所有権はリース会社に帰属するため、リース期間満了時には返却義務が生じる
まとめ
ビジネスフォン導入の仕方による費用の違い、メリットやデメリットについて解説しました。
自社のビジネスフォン導入検討の際に、参考にしていただけたら幸いです。
オフィス電話本舗でも、新品購入はもちろん、中古ビジネスフォン購入、リース契約のご案内が可能です。
機種や導入法などで悩まれたら、ぜひお気軽にオフィス電話本舗までお問い合わせください!