オフィスのビジネスフォンに不具合やトラブルが起こった場合、多大な損失につながることもあり、迅速な対応が求められます。
実際にトラブルが起きた際、何を確認したら良いか、どこに連絡するべきか、迷ってしまうこともあると思いますが、少し予備知識があればいち早く状況を確認して、余分なコストをかけずに解決できることもあります。
今回はよくあるビジネスフォンの不具合やトラブルとその解決方法、故障を未然に防ぐ対策について解説していきます!
本当に故障?まずは原因の特定が大事
つながらないのは一台のみなのか、もしくはオフィス全体のビジネスフォンが使えないのか、これによって対応の仕方が変わってきます。
まずは受話器を上げてトーンが聞こえるか、液晶画面は映っているか、ランプ表示が消えていないか、できることから確認してみましょう。
一台の電話機だけが使えない場合の対処法
・電話機に配線されているケーブルを確認
オフィスの他の電話機は使えるのに特定の一台が使えなくなってしまった場合、最初に確認したいのは、主装置(PBX)から各電話機に配線されているケーブルが接続されているか、ということです。
きちんと接続されていることが確認できたら、電話機から近い順に抜き差ししてみましょう。接触不良の場合は、これだけで解決されることもあります。
・電話機を入れ替えてみる
それでもつながらない場合は、正常に動作している電話と入れ替え、問題無く動作するかどうか確認してみましょう。動作できるか否かで原因が電話機本体の不具合か、それ以外にあるかわかります。
他の電話機でもつながらなかった場合は、ケーブルの断線やショート、主装置(PBX)の故障の可能性が高く、その場合は工事が必要になってきます。
電話機の故障であれば新しい電話機に交換すれば済むので、費用も抑えることができます。
オフィス全体の電話機が使えない場合の対処法
複数の不具合、もしくは全てのビジネスフォンが使えない場合は、通信回線や主装置(PBX)そのものに原因がある可能性があります。
こういった場合は、一度主装置(PBX)の電源をオフにして、5~10分程度経ってから電源を入れ直してみましょう。
一連の再起動によって改善されることもありますが、もし復旧しない場合は、主装置(PBX)内のユニットやデータが壊れているなど、不具合がでている可能性もあります。
こういったケースでは専門的な対応が必要になってくるので、むやみに触らず、PBX(主装置)の販売店、もしくはメーカーに問い合わせ、指示を仰ぐようにしましょう。
回線終端装置(ONU)の確認をする
もし社内のビジネスフォンが回線終端装置(ONU)を介して使用している場合、光電話・IP電話の場合、回線終端装置(ONU)が故障している可能性が考えられます。
回線終端装置(ONU)とは、自宅やオフィスに引き込んだ光回線を、パソコンや電話端末に接続するための中間装置で、インターネット通信に欠かせないものです。
ONUを介してビジネスフォンを使用している場合、ONUに不具合が起きてビジネスフォンが故障することがあります。
インターネット接続が不安定な状況であれば、ONUに問題が生じている可能性が高いので、まずはONUの電源がついているか確認をしましょう。
もし電源がついていれば、一度電源をOFFにして5~10分待ってから再起動してみてください。
ビジネスフォンがつながらなくなった時のチェックポイント まとめ
電話機、主装置(PBX)、回線終端装置(ONU)について、それぞれ電源が入っているか、ケーブルがつながっているか、通信障害が起きていないか(ニュースや契約会社から連絡が入っていないか)など、まずは原因がどこにあるのか確認しましょう。
故障となると業者に依頼せざるを得ませんが、電源が落ちていただけ、ケーブルがきちんと接続されていなかっただけ、ということもあります。
ご紹介した方法を試して頂き、それでも解決しない場合は、ぜひ気軽にオフィス電話本舗までご相談ください。
ビジネスフォンを長く使用されている企業様も少なくなくないのですが、やはり経年劣化は避けられません。
古い機種だと修理や部品交換に費用も時間もかかってきますし、必要な部品が製造終了になっていることもあり得ます。
ビジネスフォンは、毎日の業務に欠かせないツールです。
もしビジネスフォンの調子が突然悪くなった、故障してしまった場合は、ビジネスフォンの入れ替えを検討してみてはいかがでしょうか。
入れ替えについても、オフィス電話本舗でご相談可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。