ビジネスフォンの購入を検討する際に迷うのが、「どのメーカーのどの機種を買えばいいのか?」ということです。
主要なメーカーだけでも、サクサ、日立、NTT、NEC、ナカヨ、タムラなどがあり、それぞれのメーカーがいろいろな機種を発売しています。
またビジネスフォンの場合は、電話機本体だけではなく、それらの電話機を制御・コントロールするPBX(電話交換機)を選ばなければなりません。
最近であれば、IP電話にすべきかどうか?という点や、社員が使用している携帯電話を同一回線網に組み込むかどうかということも検討しなければならないので、「選択肢が多すぎてわからない!」ということになりがちです。
今回は選択肢の多いビジネスフォンの中でも「最低限これだけは外してほしくない!」という選定ポイントをお伝えしていきたいと思います。
事業の方向性に合わせた電話交換機を選ぼう
ビジネスフォンの本体に関しては、メーカーや機種ごとの機能差はほぼありません。
ではどういった判断基準を基に選ぶかというと、自社の方向性を検討しておく必要があります。
今後会社の規模は大きくなるのか、部署が分かれていくのかということを導入前に考えておくことが大切なのです。
これはなぜかというと、電話機をつかさどるPBXは社内のすべての電話機を制御しますが、接続できる電話機の台数というのは、機器のグレ-ドやシリ-ズによって上限が決まっています。
つまり、今後会社の規模を数十名に、拡大していきたいのに、接続できる電話機の上限が4台と少なかったら…。
また交換機を買い替えなくてはならないのです。
そうなると、買い替えコストが余計にかかってきます。
逆に、会社は5人以上の規模にするつもりは無いのに、電話交換機のキャパシティが数十台のものを買うというのはオーバ-スペックになってしまうわけです。
また、代表電話番号だけでいいのか、営業部や開発部、総務部、経理部などに専用の番号を持たせるのか、直通電話をいくつ置くのか等によっても、割振りできる電話番号の上限や、電話交換機の電話機接続台数に関わってきます。
電話交換機が決まったら、ビジネスフォンを選ぼう
上記の規準で、自社にピッタリな電話交換機が決まったら、同一メーカーの電話機を買いましょう。
電話機本体は機能的な差がないということはお話ししました(実際には電話機自体に機能があるのわけではなく、電話交換機がすべての機能をつかさどっています)ので、デザインや、受話器の形、カラーで選ぶのも良いと思います。
オフィスの雰囲気に合わせて、スタイリッシュなブラックの機器を選んだり、清潔で信頼感のある雰囲気を大切にしたいのであれば、クラッシクな白電話でもいいでしょう。
女性の方が多い職場なら、柔らかい曲線デザインのビジネスフォンを選ぶのもいいでしょう。
まとめ
以上のことから、選定のポイントは、会社の事業の方向性と、会社の雰囲気にあったデザインで選ぶと良いでしょう。