ビジネスフォンは複数の回線を使用することができますが、回線数を決めて使用するようになっています。
そんなビジネスフォンに対して、従業員数=回線数だというイメージを持たれている方も多いかと思います。
実際は従業員数と回線数は同じ数ではなく、回線によって従業員数に対する回線数は異なっています。
従業員数と回線数の関係性
回線数と従業員数は必ずしも同じとは限らず、回線の状態によっては対応できる従業員数は異なり、もちろん回線数も異なります。
一般的に回線数=外線数という考え方で、社外で利用できる回線の数を考えれば良いのです。
回線の種類によって1回線で通話できる数(ch)は異なり、アナログ回線なら1回線=1chとなります。
そう考えると、10人で1回線ずつ対応するとしたら、ビジネスフォンには10ch必要になるのです。
オフィスで電話に対応できる人数は限られているため、すべての従業員が電話に対応できるわけではありません。
なので対応できる分の通話数を設定し、回線を接続すると良いでしょう。
回線の種類と通話数の違い
先ほどの通り、回線によって通話数は異なり、対応する従業員数も異なってきます。
アナログ回線なら1回線につき1chというように、1人との通話に1人の従業員が対応します。
それがISDN回線になると1回線につき2chとなり、アナログ回線よりも対応の幅が広がりました。
そして光回線をつなぐと、1回線あたりで数ch対応できるようになり、更に効率よく対応できるようになります。
これらの回線の中から最適なものを選ぶときは、料金が安く機能が優れているサービスを選ぶと良いでしょう。
ビジネスフォンを導入するときの回線の目安
ビジネスフォンを導入するときの通話数としては、一般的にオフィスにいる従業員数の3分の1程度が目安といわれています。
例えば、オフィスに10人の従業員がいるなら、通話数は3~4chが基準になると考えられます。
設置する電話機の台数は、デスクの数と会議室の数の総数を設置すれば良いといえます。
オフィスのレイアウトを見て、デスクや会議室などのスペースの、設置する場所に目印をつけておきましょう。
まとめ
回線数と従業員数は、必ずしも同じとは限りません。
アナログ回線なら1回線あたり1chとなりますが、ISDN回線だと1回線2chとなり、回線によっては通話数が異なります。
従業員数の3分の1程度を目安に通話数を決め、電話機の設置台数はデスクと会議室の数分としましょう。