こんにちは、オフィス電話本舗新人Mです。
本日はSAXAより2021日年10月12日に発売された新製品、リモートVPNルーター「ZC1000Ⅱ」について詳しくご紹介します!
リモートVPNとは?
リモートVPNのご説明の前に、まずはVPNについてご紹介します。
VPNは誰もが使えるインターネット回線とは違い、暗号化すること、通信に認証を必要とすることでインターネット回線に仮想的なトンネルを作り、外部からのアクセスをできないようにする技術です。
そしてこのVPNには「拠点間VPN」と「リモートVPN」の二種類があります。
拠点間VPNは拠点間にVPNの出入り口となる機器を設置し、その拠点間をVPNで結ぶ方法です。
リモートVPNは、拠点に設置したVPNの出入り口となる機器と、PCやiPad、スマートフォンなど各端末にVPN接続用のアプリなどを入れ、認証できるようにし、拠点とVPNで結ぶ方法です。
リモートVPNルーター「ZC1000Ⅱ」とは?
ZC1000Ⅱとは、VPN環境を構築することができるルーターです。
ZC1000Ⅱ一台で拠点間VPN(拠点間接続)もリモートVPN(リモートアクセス)も構築することができます。
拠点間VPNは最大20対地まで、リモートアクセスは同時に最大10接続まで可能です。
また、ZC1000Ⅱは初期導入や機器の交換の際に、簡単な設定で使用開始することができるクラウド管理型VPNルーターです。
クラウド管理されているため、VPN環境を構築するための情報を事前にクラウドに登録することで、設置後、VPNを構築したい端末からインターネットに接続するだけで必要な情報が端末に自動的にダウンロードされ、簡単にVPN環境を構築することができます。(無償のアプリケーションの導入が必要です)
複雑なVPN設定は全てデータセンタで管理されています。
ZC1000Ⅱでテレワーク安心、快適な環境が実現!
ZC1000Ⅱを導入すると、外出先から安全にインターネット経由で会社サーバーにアクセスすることができます。
会社サーバーにアクセスできるため、社内サーバー内の見積書やメール確認などドキュメントにもリモートでアクセスが可能です。
また、リモートアクセスはユーザー登録が最大30、同時アクセスが10接続まで可能なため、社員の希望や業務に合わせて柔軟にテレワークの導入が可能です。
画像引用元:サクサリモートVPNルータ- ZC1000II | 製品・ソリューション | サクサグループ
強固なセキュリティでありながら高速なVPN通信を可能に!
ZC1000ⅡはAES256Bit方式と呼ばれる暗号化方式を採用しています。これはAESと呼ばれる暗号化方式のうち256Bitもの最長の暗号鍵を使用しており、現在用いられている暗号化方式の中で最高セキュリティレベルです。
この最高セキュリティレベルの暗号化でありながら、ZC1000Ⅱは通信速度も高速です。
スループットとは、一定時間に処理できる情報量のことをいいます。
この最大スループットがZC1000Ⅱは1Gbps、VPNスループットが800Mbpsです。
VPNの際はIPsecというより高いセキュリティにより暗号通信を行うため、少し遅くなりますが、800Mbpsあるためストレスを感じるほどではないかと思います。
IPv6にも対応!
ZC1000Ⅱは現在普及が進んでいるIPv6にも対応しています。
IPv6はインターネットプロトコルという、インターネットに接続されたコンピュータ同士がデータをやりとりするために定められた規則の一つです。
時々耳にするIPアドレスというのも、この規則に則ってつけられた各コンピューターの住所ようなものになります。
今まではIPv4という方式が主流でしたが、こちらではIPアドレスの数に制限があり、急速に進むIT化にIPアドレスが足りなくなってしまう恐れが出てきました。
そこで新しくより多くのIPアドレスを作れるIPv6の方式が作られ、普及が進められるようになったのです。
コンピュータをネットワークで接続するために、それぞれのコンピュータに割り振られた一意の数字の組み合わせのこと。 IPアドレスは、127.0.0.1のように0~255までの数字を4つ組み合わせたもので、単にアドレスと略されることがあります。 現在主に使用されているこれらの4つの数字の組み合わせによるアドレス体系は、IPv4(アイ・ピー・ブイフォー)と呼ばれています。また、今後情報家電等で大量にIPアドレスが消費される時代に備えて、次期規格として、IPv6(アイ・ピー・ブイシックス)と呼ばれるアドレス体系への移行が検討されています。なお、IPv6では、アドレス空間の増加だけでなく、情報セキュリティ機能の追加などの改良も加えられています。
基礎知識: インターネットの仕組み
サクサ「ZC1000Ⅱ」は低コストで導入可能
ZC1000Ⅱですが、標準価格が88,000円(税抜)なっており、安全なテレワーク環境を構築する機器の中では安価で導入できる製品となっております。
(販売会社や導入の際に設置まで行うかなどサービス内容により値段は異なります。)
また、上記でもご紹介したようにクラウド管理でVPN情報の管理も簡単なため、運用コストから考えてもかなり低コストでテレワーク環境を構築できる製品です。
よくあるご質問
Q、簡単に使いこなせますか?
Q、自分で設置できますか?
Q、拠点間VPNのメリットはなんですか?
また、ファイルサーバーを本社のみに集約することで、コストを削減したり、業務の効率化の実現も可能です。(他拠点にはルーターのみ設置すれば本社のサーバーにアクセス可能なため)
逆に支社にもサーバーを設置し、バックアップを本社と支社に分けることで本社が災害にあった時にも情報資産を守ることができ、BCP対策をすることも可能になります
サーバーによるBCP対策については『サーバで働き方改革!「サクサGF1000Ⅱ」』でもご紹介しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
サクサ「ZC1000Ⅱ」にご興味のある方は是非お問い合わせください!
テレワークを推進したいけれど、セキュリティ環境に不安があるという企業は多いのではないでしょうか?
今回、ZC1000Ⅱなら低コストでテレワークを安全に行う環境を整備することができ、業務の効率化、社員のモチベーションアップなどにつながります。
ご興味のある方はぜひオフィス電話本舗までお問い合わせください。