こんにちは、オフィス電話本舗新人のMです。
ネットでビジネスフォンについて調べると、Panasonicがビジネスフォンの販売から撤退をする、販売終了をするといった記事がでてきます。
実際Panasonicはビジネスフォン業界から撤退してしまうのか、もしそうなら今Panasonicのビジネスフォンを使っている場合はどうすればいいのかについてをご説明します!
Panasonicはビジネスフォン業界から撤退するわけではない
最初に結論からいうと、Panasonicはビジネスフォン業界から撤退するわけではありません。
ただし、今までPanasonicは自社オリジナル仕様のビジネスフォンを製造していましたが、それをやめ、他メーカーで製造したものを販売するOEM商品の販売へシフトチェンジしていっています。
例えば、パナソニックのIP OFFICEⅡシリーズの製品ページを見ると
「※1:製造元、供給販売元は沖電気工業株式会社です。」(引用元:IP OFFICE Lll – 商品ラインナップ – IP-PBX・ビジネスホン – 製品・サービス – Panasonic)と書いてあります。
これは、沖電気工業株式会社のOEM商品であるということです。
OEMとは?
OEMとは「Original Equipment Manufacturing」の略で、直訳すると「オリジナル機器の製造」なのですが、日本語では「相手先ブランド製品の製造」、つまり、販売している企業と別の会社が商品を製造することを指します。
例えば、日立も独自でビジネスフォンを開発・製造はしていません。日立はNAKAYOがOEMとなり、NAKAYOが製造したものを自社が販売元として販売しています。
OEMのメリット
OEMを行うことで、OEMを委託する企業の方は販売などに力を入れることができますし、OEMを受託する会社からすれば安定した大きな販売先が確保できることになります。
また、基本的な使用部品などが一緒であれば、在庫管理のコスト削減になります。
さらに、企業によって顧客の種類や規模なども違うため、それぞれに合わせた仕様変更や販売戦略等も特化して行うことができるためOEMを委託する側、受託する側の双方向にメリットがあるのです。
OEMで製造元が同じでも、同じビジネスフォンというわけではない
OEMで製造元が同じでも、全く同じビジネスフォンというわけではありません。
見た目がとても似ている場合でも、プログラムに違いがあり、ケーブルも異なるなどパーツ流用もできないようになっています。
ビジネスフォンは増設する時など必ず同じメーカーの物でないと増設することができません。
それはOEMで製造元が同じ場合だったとしても同様で、別メーカーのものは使えません。
OEM商品の中から販売メーカーを選ぶポイントは?
OEM商品は製造元が同じであるため、品質などはどれも安心して選ぶことができます。
その中でメーカーを選ぶには、どのようなポイントで選べばよいのでしょうか?
そのポイントの一つは流通量にあります。
上記に書いたように、同じ製造元でも違うメーカーのビジネスフォンを増設することはできません。
そのため、後から増設する可能性や故障し入れ替える可能性などを考えると、流通量の多い(シェアの高い)メーカーのものを選ぶのがおすすめです。
また、各メーカーごとにおすすめの企業の規模や、主な製品のデザインも異なっています。
各メーカーの特徴については当ブログ「ビジネスフォンの選び方!各メーカーの特徴を解説!」でも詳しくご紹介していますのでご興味があればぜひご覧ください。
今使っているPanasonicのビジネスフォンがある場合はどうすればよいか
今現在Panasonicのビジネスフォンを使用しているからといって、慌てて何かをする必要はありません。使い続けていただいて大丈夫です。
ただし、「La Relier(ラ・ルリエ)」などPanasonicが自社オリジナルで製造していたビジネスフォンを使用している場合は、後継機がなく、故障した時などの対応も難しいため早めの入れ替えも検討した方が良いかもしれません。
Panasonicのビジネスフォン事業の状況まとめ
Panasonicのビジネスフォン事業の状況をまとめると、ビジネスフォン事業自体からの撤退はしないけれど、自社製品の製造開発はやめ、OEM製品の販売を展開していく、ということになります。
新しい製品が気になる方や、現在使っているPanasonicオリジナルのビジネスフォンの入れ替えを検討したい方など、ぜひお気軽にオフィス電話本舗までお問い合わせください。