こんにちは。オフィス電話本舗新人のMです。
ビジネスフォンの導入の際に決めなければいけない事の一つが、電話回線の種類です。
しかし、選んでくださいと言われても正直よくわからない…という方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなビジネスフォンに収容できる回線(使える回線)について詳しく解説いたします!
主な電話回線の種類は3つ!
主な電話回線の種類は以下の3つです。
- アナログ回線
- ISDN回線
- ひかり回線(IP回線)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アナログ回線
アナログ回線は一般的によく使われている電話回線で、音声を銅線(メタル線)で送っています。
そのため、遠くになると途中で雑音が混じるなど音声が不安定になることがあります。
アナログ回線は回線1つにつき1chしかありません。(同時通話ができない)
このことから、ビジネスフォンにはあまり向いていないとされています。
しかし、安定しており、停電時にもつながる可能性が高いため少数回線用意している場合もあります。
ADSL回線
アナログ回線の中でも広く普及したのがADSL回線です。
ADSL回線とはアナログの電話回線を利用する高速デジタルデータ通信技術のことです。後で解説するISDN回線よりも通信が早いことで人気となりました。
ADSL回線も1回線につき1chですが、サービスエリアが広く、電話回線を利用するために導入もしやすいというメリットがあります。
しかし、より早く通信できる光回線の加入者が増えるにつれてADSL回線の利用者は減り、2024年3月ごろにはサービスが終了してしまう予定です。
ADSL回線の加入申し込みをすでに停止しているところもあり、これから導入の場合にはあまりおすすめできません。
ISDN回線
ISDNという総合デジタル通信網を使ったデジタル回線がISDN回線です。
音声をパソコンで使用しているような「0」と「1」で構成されたデータ化し、そのデータを回線を通じて送ります。
0と1のどちらかを読み取ればいいだけなので、遠くへ送っても安定した品質で音声を届けることができます。
もともとインターネットを使用することが増えてきて生まれた回線ではありますが、インターネットはADSL回線や光回線などの方が早く利用できるため、最近では通話利用がメインになっています。
ISDNは1回線につき2chある(同時に2つ通話できる)ため、アナログ回線に比べてビジネスフォンの機能をより発揮できるようになりました。
ひかり回線(IP回線)
ひかり回線はインターネット回線を利用した電話回線です。
IP回線というのがインターネットプロトコル(Internet Protocol)というインターネットの通信規約を利用した通信回線のことを言い、アナログ回線のように銅線ではなく、光ファイバーを使って通信しています。
ひかり回線というのは具体的にはNTT東西のIP電話の商品名を指しますが、光ファイバーを使用していることから他の会社も「光」と名前についていることが多いです。
光回線は1つの外線で複数ch利用することができます。(会社や契約プランによります)
また、インターネット回線を利用し、電話回線を引かなくて良いため初期費用が抑えられること、遠方への通話も一律であること、インターネットの通信速度が速いことなどから現在ビジネスフォンの主流になっています。
デメリットとしては、サービス会社によっては「110番など緊急通話が使えない」「通信が不安定になる」「電話番号が引き継げない」という場合があることです。
スマートひかり
光回線でもおすすめなのがフォーバルテレコムの「スマートひかり」という法人向けIP電話サービスです。
ひかり回線のメリットである全国一律の通話料金(5.5円/2分/税別)に加え、携帯への通話もキャリア問わず一律化、さらに電話基本料金・インターネット接続回線・プロバイダー料金も一本化と非常にわかりやすい料金体系になっています。
また、上記にあった光回線のデメリット「110番など緊急通話が使えない」「通信が不安定になる」「電話番号が引き継げない」をすべて克服。
緊急通話が可能、電話番号の引継ぎが可能、さらに、万が一光回線に障害があった時には、着信した電話を設定してある他の固定電話や携帯電話などに転送する機能もあり安心です。
インターネットも高速で使え、メールアカウントも1つ無料でついてくるので、オフィスのインターネット、電話環境がスマートひかり1つで揃います。
それぞれの回線の値段は?
導入にあたりやはり気になるのがそれぞれの回線の料金ではないでしょうか?
しかしそれぞれ料金プランやサービス内容が多岐にわたり、単純に比べることができません。
自社に合った回線数、ch数、サービス内容の場合いくらになるのか、気になる方はぜひ一度お問い合わせいただければと思います。
一般的には、月額料金・通話料金は光回線が安くなることが多いです。
その理由として、インターネット回線を利用しているため、遠方や携帯への通話がそれぞれ一律であること、同じサービス内での通話が無料のプランがあることなどがあります。
通話料例:
初期費用に関してはオフィスに電話回線、光回線がすでにあるかどうかで大きく違ってきますのでこちらもお問い合わせいただければと思います。
自社に合った回線を選ぼう!
ビジネスフォンの回線を選ぶためには、下記のようにいくつかの条件を自社はどうなのか把握する必要があります。
- オフィスの回線の状況
- 必要な外線の数
- 必要なch数(同時通話できる数)
- 必要な通信速度
- 遠方や形態への通話が多いかどうか
さらに、その条件の組み合わせで最適なサービス内容と料金の回線を選ばなければいけません。
それぞれサービスを提供している会社もいくつかありますので、お悩みの場合には是非一度お気軽にお問い合わせ・お見積もりのご相談をいただければと思います。