こんにちは。オフィス電話本舗新人のMです。
今までビジネスフォンの回線というとNTTのサービスが有名であり、大きなシェアを占めていました。
しかし、ソフトバンク回線によるビジネスフォンのサービスも話題になっています。
「ソフトバンク回線のビジネスフォンで今のビジネスフォン(電話機)は使えるのか?」
「ソフトバンク回線のビジネスフォンのメリットは?」
など詳しく解説いたします!
ソフトバンク回線のビジネスフォンとは?
ソフトバンクでは法人向けに電話回線サービスを提供しています。
大きく分けると以下の2つのサービスに分かれます。
- おとく光ライン(光回線)
- おとくライン(アナログ回線/ISDN回線)
どちらも特徴として、月額料金や通話料など費用が安いという点が挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
おとく光ライン
おとく光ラインは、光回線を利用したIP電話回線とインターネット回線を一つの回線で提供するサービスです。
IP電話回線は音質が不安定になりやすいと言われていますが、おとく光ラインでは音声パケットを優先するシステムがあり、音声品質を確保できるようになっています。
おとく光ラインのラインナップ
おとく光ラインには大きくわけて3つの種類があります。
ボイスアクセスタイプ
1つ目は、インターネットのデータサービスを使用せず、電話だけを専用光アクセス回線にて使用するタイプです。この中でもch数(同時に通話できる数)によってタイプがわかれています。
SmartInternet
2つ目は、電話回線も、インターネットのデータサービスも利用可能なタイプです。
SmartVPN
3つ目は、データサービスが使用可能、さらにVPNと呼ばれる通信技術により、拠点間や、テレワーク、モバイル端末などからでも安全にデータサービスを使用できるタイプです。
VPNは、データを暗号化しインターネット空間に仮想トンネルを作り、認証された端末のみがアクセス可能になる、今やテレワーク等では欠かせない技術になっています。
おとく光ラインのメリット
おとく光ラインには主に以下のメリットがあります。
- ソフトバンクのサービスや携帯電話への利用はプランにより定額制にしコスト削減することが可能。
- カスタマーコントロール機能があり、Webから好きなときに転送や通知など設定変更ができる。請求情報も確認可能。
- 保守運用について、障害時の窓口が電話回線もインターネット回線も一つの窓口で対応可能になるので便利。保守運用についてはオプションでさらに充実させることもできる。
- NTT東日本/NTT西日本で取得した電話番号の場合や、ご利用中の電話サービスがソフトバンクのおとくラインの場合は電話番号の継続利用ができる。
おとく光ラインのデメリット
おとく光ラインには以下のデメリットがあります。
- おとく光ラインではプランによって指定のVoIPゲートウェイを使用しなければいけない。(その場合VoIPゲートウェイの管理費用も月額でかかる)
- 今使用している回線会社と同じ付加サービスがない、もしくは有料の可能性がある。
- プランが多すぎて自分で最適なものを選ぶのが難しい場合がある。
おとく光ラインの料金
※1ゲートウェイ管理料は、おとく光電話の基本料金プランA・Bをご利用の場合は発生しません。
※上記料金はご利用のデータサービスやアクセス回線サービス等により異なります。
画像・注釈文引用元:基本料金・工事費 | おとく光電話 | 法人のお客さま | ソフトバンク
また、これらひとつひとつにそれぞれプランがあり、それによって大きく料金が変動します。
そのため、詳しく知りたい方、自社に合った料金が知りたい方はお見積もりをした方が良いでしょう。
おとく光ラインはおすすめ?
おとく光ラインは、ソフトバンク携帯を使っている法人や、既におとく光ラインにしている拠点がある時などは通信料を抑えることができるため、おすすめです。
しかし、指定のVoIPゲートウェイを使用しなければいけないことや、その場合VoIPゲートウェイの管理費用も月額でかかること、料金プランが多すぎることなどを考えると、ソフトバンクへのこだわりがなければ他回線を検討しても良いかと思います。
また、指定のVoIPを導入した場合に今使っているビジネスフォンが使えるどうかは、念のため導入前に販売店にご確認いただいた方が良いかと思います。
おとく光ラインの他にも、光通信やIP-PBXにより、拠点間の通信や、社外のスマートフォン、テレワーク先でも通信コストが抑えられる回線やプラン、ビジネスフォンの機種が増えてきました。
オフィス電話本舗でご紹介している光回線ですと、「スマートひかり」が料金が安く、わかりやすく、システム安心でおすすめしています。
ご興味のある方は「スマートひかり | 東京のオフィス電話本舗」のページでご紹介していますのでこちらか、もしくはお気軽にオフィス電話本舗までお問い合わせください♪
おとくライン
おとくラインはアナログ回線、ISDN回線を使用した電話回線のサービスです。
保留転送や緊急通報など、固定電話の基本的なサービスが利用可能になります。
おとくラインのメリット
おとくラインのメリットとしては、他社の電話回線会社より月額の基本料金が安いことです。
さらに、付加サービスとして以下のプランをつけることができ、ソフトバンクの携帯を社用に使用している場合には大幅なコスト削減をすることができます。
- ホワイトライン24(おとくライン)
月額定額料金を支払うことでおとくラインの固定電話からソフトバンクへの携帯電話への料金が無料 - ホワイトライン24(モバイル)
月額定額料金を支払うことでソフトバンクへの携帯電話からおとくラインの固定電話への料金が無料 - BIZダイヤル
クラウドPBX化することで携帯電話からオフィスの電話番号での発着信が可能に。また、通話料金は固定電話の料金と同じになり、場合によっては多機能固定電話機が不要になるケースもありコスト削減になることも。
他にも豊富なサービスがあり、会社に合わせたサービスが選択可能です。
また、おとくラインでは基本的に今使っているビジネスフォンのPBXや多機能電話機を交換する必要はなく、番号もそのまま回線をのりかえることができます。
おとくラインのデメリット
- プランが多すぎて自社に最適なプランを選びきれないことがある
- おとくラインに乗り換えた場合、今使用している電話回線の付加サービスが、サービスによっては使えなくなる場合がある
おとくラインの料金
おとくラインの月額料金はアナログ回線かISDNか、またISDNでも64か1500かによって異なります。
契約区分(事務所の場合) | 月額料金(回線ごと、税抜き) | ||
アナログ回線 | 1級地 | 2級地 | 3級地 |
2,050円 | 2,200円 | 2,350円 | |
ISDN64 | 3,380円 | ||
ISDN1500 | 29,500円 |
おとくラインの回線の違い
アナログ回線は回線設置場所により級という区分で分けられており、それにより料金が異なります。級はその設置場所の回線数によって区切られており、回線数が多い場所の方が高くなります。
アナログ回線とISDN回線の違いについて気になる方は「アナログ回線?光回線?ビジネスフォンに収容できる回線(使える回線)とは?」の記事で詳しくご説明しておりますので是非ご覧ください。
ISDN64とISDN1500の違いは、通信媒体とチャンネル数です。
ISDN64は、通信媒体に銅線をつかっており、1回線につきチャンネル数(同時通話できる数)が2つです。
ISDN1500は、光ファイバーを通信媒体としています。
光ファイバーから電話機側へは銅線に変換してから通信を行うため、ISDN1500回線とPBXの間に専用のDSUという機器を設置します。
そのためおとくラインでは、ISDN1500の場合上記の月額料金に加え、1回線ごとに屋内配線使用料 2,000円(税抜)とDSUレンタル料 9,500円(税抜)が別途必要となります。
ISDN1500のチャンネル数は23chと非常に多くなります。
おとくラインはおすすめ?
おとくラインは他の電話回線会社より月額の基本料金が安く、ソフトバンクの携帯を社用に使用している場合には大幅なコスト削減をすることができます。
そのため、乗り換えのご検討をされても良いかと思います。
ご興味のある方はお気軽にオフィス電話本舗までお問い合わせください。
ソフトバンク回線のビジネスフォンは、携帯や拠点などセットで使用がおすすめ!
ソフトバンク回線の大きな特徴としては、ソフトバンクの携帯電話や、同じソフトバンク回線のIP電話との通話料が非常にお得にできる点です。
そのため、ソフトバンク回線のビジネスフォンは、携帯や拠点などセットでソフトバンクで使用したい場合におすすめです。
もしそこにこだわりがない場合には、別の回線が自社に合っている場合もあります。
自社に合った回線、ビジネスフォン選びにお悩みの場合は是非オフィス電話本舗にご相談ください。